実家のしだれ桜が満開です。 植樹してから12年、
庭から外にこぼれ出た枝が横に広がって、ずいぶんと樹木らしくなりました。
淡いピンクの濃淡がかわいらしく、亡き父もお気に入りの樹でした。
夕方には、てっぺんにシジュウカラがやってきて、花から花へ場所を移しながらお食事。
夜には門燈の灯りに花が透けて、あたりがほんのりピンクに染まり、夜桜見物。
道行く人も足を止め、記念撮影していってくれます。 母はそれがことのほか嬉しいらしい。
そんなふうに年をとっても外に心を開いている母をみて、私もとても嬉しいのです。
今夜は3月上旬の気温。おかげで桜も少しながく楽しめそうです。
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白金台にある東大の医科学研究所の桜の大木も、見事に開花していました。
花見の時期がくると毎年思うことなんだけれど、桜の木の下のビニールシート、
あれ青じゃなくて、茶色とかあるといいのにね。
淡くはかない桜の下で、あの青は主張しすぎの色ですもの。
桜を愛でるやさしい気持ちをこわさない、自然に溶け込む色のシートができたら
嬉しいんだけどな。 (゜゜)