空港到着のサインで、乗客が身支度し通路に並び始めてもなお爆睡中の若いカップルを
「これこれ、東京に帰っちゃいますよ」と起こすことからはじまった大分の旅でした。
トリを務めるかのごとく、ゆうゆうと到着ゲートをくぐった私たちを、
お父様、その従弟のS兄さん、弟Rくんが、それはあたたかく迎えてくれました。
プロさながらのお父様のガイドでまわったのは、
明礬温泉、高崎山、竹田の岡城址、久住高原、湯布院、血の池地獄、柴石温泉・・・
なかでも大観峰からみたお釈迦様の寝姿にみえるという阿蘇五岳の眺望は圧巻。
連山と麓に広がる平野、手前の高原・・そのコントラストがなんとも美しく、ため息が出ました。
まさか阿蘇までは行けないと思っていた山好きの夫の感激ぶりは、言うまでもありません。
タデ原湿原からのぞむ いただきが少し丸みを帯びた九重連山も印象的。
湯布院は予想に反して、すっかり観光地。 多くの人でにぎわっていましたが、
人のひいた夕暮れ時の金鱗湖は、静かに湯気がたち、湖面に映る由布岳が揺れて
これもまた風情がありました。
温泉も2か所連れて行っていただきました。 優しく温まるまろやかなお湯もさることながら、
一緒に湯につかる地元の方々が、「どちらから?」と気さくに声をかけてくださって、
身体だけでなく、心も温まるお湯でした。
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こうして大分を贅沢に味わい堪能して、すっかり大分贔屓になってしまった私たち。
・・・さて明日は、大分の味をご紹介。