みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

節分

2017年02月03日 | 俳句日記

 ここ三・四日、西高東低の気圧配置が続きましたので、毎日同じようなパターンで天候が

変わります。

 今日も今日とて、朝は晴れ、午後から雲が西風に乗って流れ始め、午後の紅茶時になると

雪が舞い始めました。昨日と同じです。

 

 朝は白銀の世界でした。厚く積もりあがった訳ではなく粉を撒いたように小さくしまった雪が

薄く地を覆っています。

 にもかかわらず空は真っ青に晴れ渡り、ヤッターッ!と思うあやにく(意地悪く)台風の吹き

返しのような大風が吹き荒れました。またまた川へ行くのを考えあぐねます。と、八時を回った

ころからほんの少し凪いできました。

 

 ヨシッ!と決断をして、追い風を背に受け意気軒昂に川へ急ぎます。着くとアイが待ち構えて

いました。昨日は貯まっていた餌をさんざん与えていますので、今日は落ち着いて食べるだろう

と思ってゆっくりと準備をしていましたら、「エエィ遅い!」とばかりにのたのた岸を這い上がり

「グワッ、グワッ」と足元で催促しました。

 

 こんな時には与えるタイミングに要領がいるのですよ。いっぺんに撒いてしまうとたちまちに

平らげてしまって、こちらの弁当に首を伸ばして私の食事をじゃまします。

 ですので、あたり周辺に餌を少しづつばら撒いてあちこち探しながら食るように仕向けます。

 

 そのようにして、手作りのチラシ寿司弁当を食べ終わるか終らないうちに、グオッと強風が

身を煽ぎました。空は相変わらず晴れているのにですよ。

 とにかく東北の冬の西風は千変万化、冬山の遭難が多発するのがよく理解できます。

 

 そそくさと帰り支度をしているところに、またぞろ(再び)、グワッと突風に襲われて手袋の

片方を川中にもっていかれました、大損害です。といっても100円ショップのものですけど。ww

 冬の東北に来る場合には良いものを身に着けていてはなりません。

私はもうすでに帽子二個と皮手袋の片方を一つ、この悪しき川に飲み込まれています。

 

 ということで、わが身を持って行かれないように急いで帰宅しました。豆を買って。

 

 改暦の話をしましたね。

 本当は、明日4日を新しい元旦にするのが正解なんです。今でも運勢暦の替り目は今日です。

当然月替わりでもあります。旧年の大晦日が節分なのです。陰暦にするとずれないように工夫

することが必要になりますけれど。

「佳いお歳を・・・」と挨拶するのは実は今日なのです。

 

     < むかしへや 幸を祈りて 豆をまき >  放浪子

 

二月三日(金) 晴れ、強風、小雪

        海苔と豆を買う

        首相とマチス会談が気にかかる

        明日から良い年回りになりますように