つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

洋画の功罪

2008-04-12 15:02:56 | 日々のこと
最近、夜何となく洋画を見るようになった。
いつも家人が一人で見ている。
ちょうど風呂から上がって一息ついているときに、
昔の西部劇だったりすると、何となく見入ってしまう。
アメリカの広大な砂漠を見ると、
つい懐かしくなってグランドキャニオンだと口走る。
モニュメントバレーではあの有名な幌馬車の撮影場所があった。
ジョンウエーンが主演で、ちょうどあの映画の画面に出てくるところ。
現地ではそれらしい格好の人が、
馬にまたがって映画と同じようなスタイルで写真をとらせてくれる。
観光スポットなので、西部劇ファンにはたまらないところだ。

アメリカ映画の全盛時代に、
砂漠になかに映画や賭博の街が出来た。
砂漠の中のお城のように輝いているラスベガスである。
映画が下火になってラスベガスも、
賭博場としての名前でしられた。
映画のシーンでもよく使われるところだ。
今では家族連れや女性にも人気のスポットとなっていて、
昔のように怖いところではなく、治安もよくなっている。
有名歌手のショーや、マジックショーなどが行われ、
街のなかも楽しく遊べるところがたくさんあった。

昔の映画だけではなく、音楽もとてもいいものが多い。
映画音楽を聞くと画面が眼に浮かぶほどである。
それほど心に残るシーンや音楽が多かった。
最近の洋画は破壊するシーンが多く、
車や家や町並みなどこれでもかというほど壊す。
それに暴力や銃で撃ちまくる映像は、見ていられない。
こんなものばかりを作るから、
人間も暴力的になってくるのだろう。
昔は子供たちには暴力映画は禁止になっていた。
いつの間にか表現の自由とかで、
漫画、テレビ、映画、ゲームと留まるところを知らない。
内容のない、ただかっこいいだけの映画を見て、
大人の私でも夜眠れなくなってしまった。
柔らかい子供の脳には刺激が強い。
暴力的なことを何度も何度も刷り込みされると、
潜在意識の中にインプットされる。
大人になって全部が暴力的になるということはないかもしれない。
どちらにしても現代映画は全盛時代には勝てないだろう。
もっと心に残る映画を作って欲しい。