つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

タケノコの季節

2008-04-10 22:53:17 | 日々のこと
タケノコが店先に並んでいた。
近所のスーパーには小さいものが出ていた。
夕方の5時から、別のスーパーがてんぷら油の特売をしていたので、
Rちゃんと2人で行った。
お1人様1本だったので家人も連れて行こうかと思ったが、
そこまでするのはどうかなとやめた。
店に行くとまだ時間までは少し早かったので、
あちこち見ていたら、大きなタケノコが出ていた。
「へぇー、もうこんなに大きいものが取れるのだ」と
びっくりした。
この店の本店は、周りは山や水田などがあって、
新鮮なものが出荷されるからだろう。

子供の頃、春になると毎日竹やぶに父と鍬を持って、
タケノコ探しに行った。
まだ地面から顔を出していないタケノコを探すのは、
なかなか難しい。
落ちた笹の葉を鍬でかきながら、
土がふくれて盛り上がっているところを探す。
土から少しでもタケノコの先が出ていればすぐわかる。
タケノコを傷つけないように、
ていねいに周りの土を掘る。
全体が出たら根のところに鍬を打ち込んでこねると取れる。
全体の姿が出ない前に鍬を入れると、
必ず途中で切れてしまってぐちゃぐちゃになってしまう。

最初は初物なので小さくても
大事に掘り出してもって帰って食べる。
だんだんと大きくなってあちこちに出ると、
もういい加減に飽きが来て食べるのもいやになって、
掘り上げるのも雑になってしまう。
タケノコは成長が早い。
土から少しのぞいていると思っていても、
雨後のタケノコといわれるように、
雨が降るとすぐ大きくなる。
ちょっとの間に、もう見上げるような高さになる。
そんなタケノコも皮付きのままの調理はなかなか面倒だ。
店に並んでいても買って帰ってゆでる勇気がない。
本当は自分のところで調理するのが一番うまいのに。
今年は頑張ってみよう。