目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

日曜日第四部には後半があった☆ギョエー・暗い森を歩く

2016-05-28 | 日記
日曜日最終部は森の中の散歩でした。

時折暗い雲が上空を横切り、つかの間雨粒を落とせども私以外誰も意に介す様子無く、

おしゃべりに興じながら歩いて行きます。


森の中には所々アトラクションが用意されていて、

遊びながら森を散歩出来る様よく勘考されています。


子供連れで遊びに来たら一日中愉しめそうで

こんな場所がめったに無い我が国の事を少し淋しく感じたものです。


巡礼者の道の裏に広がる森には誰でもが歩きやすいように道があります。


でもその幹線の道からは小さな小道が無数に分かれていて森の中を散策出来るようになっているのです。


その日は森に入ったのが7時を過ぎていましたから、


一番短い周遊コースを歩く事になりました。


しかしその一番短いコースは

聞いて想像した道のりをはるかに越える長いものでした。

歩いている途中で森の向こうに沈む日が見えました。

時間は8時半。


もう1時間近く歩いているね、私たち。



今日は暑かったので先を行く女性二人はすっかり夏の身支度です。



日没前から冷たい風が吹いて来てさすがに彼女達も寒い,寒いと云い始めましたが


身を縮める訳でもなく相変わらずスタスタと歩いて行きます。


私たちは上着を用意していたので助かりました。


みんなでお喋りしながらズンズン歩いて行くうちに辺りはだんだん薄暗くなって来ました。


森の中には大きな木がそびえるように立ち並んでいます。


その陰がだんだん黒くなって奥の方が見通せなくなって来ました。

それでも女性二人は一向に変わらず歩いています。




そこでまた私はとても驚いたものです。


日が落ちてすっかり暗くなった森の中を平気で歩いているのが自分でも不思議なくらいでした。


彼女達は時間の事や周りの暗さなど少しも意に介さずまるで普通にしています。


私の感覚は日本的なのでしょうか、


夜の10時近くまで一応一家の主婦である婦人が家の事や夕飯の事や、

帰宅の時間など全く気にせず歩く事を愉しんでいる事にびっくりするのです。


一二度寒いと口にしたけれど、


それからは寒そうな様子も一切見せず平気な顔をしていましたね。


その姿が、

何とも頼もしくて、

こちらの女性は強いな、と感じたものでした。



森の散策コース最短の周遊は結局二時間半くらい歩きましたね。


巡礼者の道の入り口に戻って来た時には

暗い空に一番星が光っているのが見えました。

それから車で送ってもらい帰宅したのは10時45分頃です。


午後から家を出て毎日帰宅が10時半を過ぎ。


ずっと外で遊びます。


日本では考えられない暮らしです。


その日の歩行はついに16000歩を越えました。


三日続けて15000歩越えだわ。


大地がほぼ平なのでどんどん歩けるのです。


森の中のアップダウンも日本のここらに比べればなんて事の無いものですよ。


今回は本当によく歩いた旅でしたね。


月曜日は雨の予報が出ていたのでこんなに歩いたのはこの日が最後になりました。


今回の旅は家族と過ごす事が目的だったので

私はついて歩くだけでしたが、日本では経験の出来ない事をいっぱい見聞きさせてもらいました。


暗い森の中を歩くのも前々問題なかったし、

誰もいない薄暗い森の中は

昼間とは違う雰囲気でそれはそれなりに愉しいものでした。

何しろアマゾネスの様に強そうな女性達と一緒でしたし、


この国には熊も猿も出没し無い事が解っているので安心です。


それにしても所変われば色々な事が変わるもの。


こうして旅の愉しさを満喫して参りましたわ。




小さな白い花は森の主人、森の中には必ず咲いています。





素敵な泉が・・・









































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日曜日第四部・巡礼者の道

2016-05-28 | 日記

その日曜日に第四部が用意されていようとは思ってもいませんでした。

私が想像する日本でのこの状況は、


たぶん

「もう6時だし、何か食べて帰ろうか?」とか、


「どうする?お茶でも?」な感じでしょうか。


どうやら洞窟巡りにするか巡礼者の道にするか議論のあげく、

私達はジーザスクライスト巡礼者の道を歩きに行く事に決まったようです。



この道は16世紀後半、

我が国の戦国時代末期に当たる頃に作られたもので、


キリストの受けた痛みが目で見て解るように

道沿いには木造が順番に並んでいます。


イバラの冠を無理矢理押し被せられるキリストの像、

掌に釘を打ち付けられるシーン、

頭から血を流しながら空を見つめるキリストの迫真の木像。

巡礼者はキリストの痛みを我が身の痛みとして感じながら、

祈りながら有る居たのでしょうか。

迫力の有る等身大の木像が次々と目の前に現われます。




こうしてキリストへの思いを高め歩いて行くと、

その上には岩をくりぬいた天上の世界が待っているのでした。










街を見下ろす小高い丘の上にちいさな教会が建っています。





教会の前庭から街を一望出来ました。




ひと際大きくそびえる建物が見えるでしょうか。

この街の大聖堂です。


どうやら天気は下り坂、空を見ると黒雲が涌き立っているのが解るでしょ。


天上の世界を訪れて日曜日第四部はおわるのか、


と思いきや



第四部には後半があったのです。


あんなに空が暗くなっていたのにまだ帰らないのかい?















































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日曜日第三部・樹木葬

2016-05-28 | 日記

先週の日曜日、私はまだ異国の空の下。


半年前に無くなった義父のお墓参りに出かけました。


午後5時過ぎての事です。


日本だったら


そんな時間に墓地へ行くのは非常識と思われる方も居られるでしょう。


が、


世界はあなたが考えているよりうんと広いと思って下さい。


日本の常識が世界の非常識って事も大いにあり得るのがこの地球です。


常に地球レベルで考える人でありたいと私は考えていますよ。


この国ではね、この時期の日の入りが夜の8時半を回っています。


9時過ぎまで明るいので子供達も平気で外で遊んでいる時間なのですよ。


だからこちらの国の人にとっては午後5時なんてまだ昼間の感覚なのね。


日本人の中ではかなり常識はずれで通っている私の頭と言えども、

やっぱり日本の常識で固まっているのでしょうね、


そんな些細な事に今でも驚ろきます。


5時過ぎに墓地へつきました。


お墓参りの人が結構いますね。





この国の墓地は区切られた規格の中に銘を刻んだ石を立てたり寝かせたりして、


周りに草花を埋けてあるのが普通です。


日本の様に生花を飾るより好きな草花を植えて小さな庭の様にしてあります。


最近の流行は樹木葬だと聞きました。


義父もそれを望んだそうです。

樹木葬という言葉は聞いた事がありました。


でも実際それがどんな形態なのかは知らなかったので、


墓地に行くのがちょっと愉しみでしたわ。


こちらの墓地は広々としていてまるで公園のようでした。

緑溢れてその美しさに

思わず賛嘆の声をあげそうになりました。



が、美しい公園の様に見えてもここは墓地。


あまりはしゃぐのはこの地でも非常識かもしれません。


義父は灰になった形でこの木のしたに眠っていました。


大きな楓の木。




その向こうにやはり家族を樹木葬にした人々がお墓参りに来ていました。

立っている人の足下に亡くなった方の石のプレートが埋められているのです。

その家族はプレートの周りを色とりどりの花を植えて飾っていました。


それぞれのお墓が家族の思いに依って造園されているのを見ると、


残された人の愛の形が見える気がしました。


墓石も様々な種類の石や形で本当に創意溢れています。


お墓まで芸術的。


そんなクリエイティヴなお国柄の最近の流行は樹木葬みたいです。


基本的に地面に埋められるのは同じですが、


場所が直接大きな木の下って事でした。


詳しい事はよく分からなかったけど、家族は父親のためにこの樹を選び、

母も後にはここで眠りたいと希望してそうなったようです。



驚く程簡単に亡くなった人の名前、

それに生・没の年月日だけが彫られた御影石のプレートが


地面に置かれているだけなのです。





そのシンプルさにまたも驚く私がいました。




私をもっと驚かせたのはこの後です。

この後祖父母や親戚のお墓参りを済ませると、

女二人、男一人の三兄弟は、次に何処へいこうかと

賑やかに相談しているのを聞いたのです。





え、今から第四部があるのですか?































































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