てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

[ Five Famous Fairy Tails ]

2004年12月30日 | 英語
PGW2、総単語数9500。
Five Famous Fairy Tails.5つの有名な童話?
グリム兄弟、アンデルセン、千夜一夜物語からのお話です。
全部、知っているお話でした。

【ストーリーと感想】
The Table, the Donkey and the Stick (グリム兄弟)
 3人兄弟がそれぞれ出稼ぎに行って1年すると、親方から宝物を貰い、家に帰るが途中の悪い宿屋の主人に騙し取られる。長兄が懲らしめると言う話。
 しかし、たった1年働いただけでこんな宝物(おなかがすいたというと、食べ物が出てくるテーブルなど)がもらえるなんて、なんて気前のいい親方なんだと思いました。
 食べ物のことをlovely foodという表現、面白かったです。

The Prince and the Servants(グリム兄弟)
 ぼんやりした(って書いてないけど。)王子が道中出会った超人を家来にして、王女と結婚するための難題を解く話。
 超人、半端じゃないです。こういう常識外の人が出てくると、自分の英語力が心配になります。ちゃんと読めているんだろうか。。。

The Glass Box(アンデルセン)
 目玉が大きい犬が守っている宝物を好きなだけ取ってくる代わりに、ガラスの箱を持ってきてくれと頼まれた一文無しの男。その通り持ってきる途中、早くもってこいと石を投げられたので、そのままトンズラ。魔法のガラスの箱のおかげで、王女と結婚する話。
 最初に頼んだ老女、あせりすぎでしたね。石投げちゃいかんですね。

The Fisherman and the Giants(千夜一夜物語)
 貧しい漁師が釣り上げた壷。ふたをあけると、なかから巨人が。巨人は漁師に青、金色の綺麗な魚が取れる海を教え、魚を王様に献上することを勧める。言われたとおり漁師は王様に魚を持っていき、変わりにお金をもらう。ところが、この魚を調理しようとすると、怪奇現象(笑)が。。。
 子どもの頃読んだときも、よく分からなかった怪奇現象。。やっぱり、よくわかりませんでした。どうして、魚が「Happy」と言って、ひっくり返されるんだろう??

The White Birds(アンデルセン)
 えっとエリザと10人の王子です。10人の王子は魔法で昼間は白鳥になってます。
 これは、みんなも知ってるよね?


【評価】
★★★

 本当は、3個半ってところ。


多読単語数【21.9】万

日本の短編で、炬燵蜜柑

2004年12月27日 | 読書
テーマサロンの炬燵蜜柑に、もう一つ投稿。

今度は趣向を変えて日本文学から。
で、短編。

えっと、中島敦「名人伝」と太宰治「お伽草子」をお勧め。

中島敦は、大好きな作家です。なにしろ、残された作品が少ないから、すぐ全作読めるところがいい!って、それは、冗談ですが。
えっと、文体が好きなんですよ。
有名なところでは、「山月記」「李陵」ですが、ここではウケ狙いで「名人伝」を。
白髪三千丈的なお話で、ひえぇえぇと思いながら楽しく読めます。
弓の名人に弟子入りして、修行し、弓の道を究めるという話です。
すごいです。
えっと、短編集で読むと思いますので、他の作品もよろしく。
本当に凄く好きなんですよ、中島敦。

もう一つは、太宰治の「お伽草子」。おなじみの日本昔話が、ユーモアとペーソスあふれるお話に変身!です。
たとえば、カチカチ山では、狸が中年のおやじ、兎を若い女性に例え、兎に恋する狸という設定で、話が進みます。狸、切ないです。

日本文学は、あまり読んだことがないです。
というのも、家に古い「日本文学全集」があったのですが、それがなんと旧字体
小学生には難しすぎますやぁ。中学生だって読みたくないしぃ。
高校生は忙しいんだよっ。大学生は本なんて読まないの。(嘘)

というわけで、あまり読んでないんです。
家にあるのに、わざわざ借りてきたり、買ったりしたくないし。

[ Don't Look Now ]

2004年12月26日 | 英語
PGW2、総単語数7200。
Don't Look Now、「今は見ちゃ駄目だ」と自己流で訳してみましたが、ペンギンリーダーズのオリジナルじゃなくて原作がありました。
Amazonで検索したら、『いま見てはだめ』となってました。
ま、同じですね。
原作者は、デュ・モーリア、『レベッカ』を書いた人です。ヒッチコック映画『鳥』の原作者でもあるそうです。
私が読んだのは、いうまでもなく、Retold版です。
ホラーです。

【こんなお話】
最愛の娘をなくした夫婦が、気を紛らわすため(?)ベニスに旅行に来ています。そこで出会った奇妙な2人の老婦人。妻は、老婦人と話をして仲良くなり、「明日にでも、ベニスを離れたほうがいい。危険がある。」と言いますが、夫は彼女らに対して不審感をぬぐえません。
そんなとき、息子が急病との連絡が入ります。
妻は一足先に飛行機で、夫は後から列車+自家用車でロンドンに戻ることにします。
しかし。。。。

タイトルの"Don't Look Now"は、夫が妻に言う台詞。
レストランで向こうのテーブルに奇妙な老婦人がいるという話の冒頭に言います。
でも、この台詞、後でも効いてきます。

【感想】
なんというのか、文体がちょっと変わっています。カンマが多い。私の英語力がないせいもあり、余計に迷宮感が醸し出されています。
読みにくかったです。で、それがまたいい感じでした。『ねじの回転』みたいな感じでした。
『レベッカ』を読もうかな。もちろん、日本語訳版で。
ただ、もしかすると、これは、評価が分かれる作品かもしれません。

【評価】
★★★★★

多読単語数【20.9】万

[ The Monkey's Paw ]

2004年12月24日 | 英語
OBW1、総単語数4900。
The Monkey's Paw、『猿の手』です。

【こんなお話】
多分、皆さんもご存知のあの『猿の手』です。
3つの願いをかなえてくれるけど、その代わりに大変不幸なことが起きるという話です。
40歳をすぎてからやっと授かった息子と老夫妻、彼らは、貧しいが幸せな日々を送っていた。そこへ、昔の友人が訪ねてきた。友人はインドの珍しい話を色々として楽しい時間をすごした。そして、「猿の手」を持っていた。老夫妻と息子は、友人から半ば無理やり「猿の手」を取り上る。
「猿の手」を手に入れた老夫妻と息子は、どうなるのだろうか。

【感想】
知っているお話ですが、細かい部分までは覚えていないので、これから先がどうなるのか、ドキドキしながら、読めました。
あわてずにゆっくり読んで、だいたい30分ぐらいで読了できます。
本当は、毎日30分ぐらい時間を作って読みたいのですが、なかなか実行できません。
英語の本を読むと、日本語の本を読む時間が減るし、困ったものです。
今は寝すぎだから、睡眠時間を削る方向で考えていますが、実現できるものやら。。。

【評価】
★★★★

多読単語数【20.2】万

気楽に読む本 エンダーズ・シャドウ シリーズ

2004年12月19日 | 読書
テーマサロンで、「炬燵に蜜柑とこの1冊」がありました。たしか、ちょっと前まで「秋の夜長にこの1冊」でしたねぇ。
前回は、じっくり読む本を紹介したんですが、今回は『炬燵蜜柑』なので、気楽に読める本をご紹介です。
すぐに思いついたのがエンダーズ・シャドウ シリーズ。
理由は、今「シャドウ・マペット」「シャドウ・パペッツ」を読んでいるからという単純なものです。
一応SFという分類になりますが、あまりSFっぽくないです。

「エンダーズ・シャドウ」は、「エンダーのゲーム」の姉妹作。
できれば「エンダーのゲーム」を先に読むことをお勧めします。
でこの「エンダーのゲーム」ですが、ヒューゴー賞、ネビュラ賞ダブル受賞の名作ですが、どうも若い人にはあまり人気がないようです。ブログでも2人の方の感想を読みましたが、あまりおもしろくなかったというものでした。
というわけで、ちょっと困った状況です。
エンダーのゲームは読まないよと言う人のために、この本のあらすじを紹介します。
未読&将来読む予定がある人のために、ネタバレ部分は、白フォントにします。

「エンダーのゲーム」
人類は、初めて出会った異星人、昆虫型宇宙人バガーと戦い、やっと追い払うことができた。バガーとは話し合いの余地はない。バガーはまた地球に攻めてくるはず。そのとき、地球人は皆殺しになるだろう。このため、人類は、将来の戦闘に備え優秀な軍指揮官を育成するため、全世界から優秀な子どもたちを集め、特別な訓練を施す学校を作った。
エンダーは、選ばれた子どもたちの一人。異例の最年少で入学したエンダーにさまざまな試練が与えられる。はたして、人類は間に合うのか。
で、ここからネタバレ。

エンダーはすさまじい訓練にもぎりぎりの状態で耐える。最後の訓練は、艦隊シュミレーション。
このシュミレーションゲームは日ごとに厳しさを増すゲームだ。
それは、前日使った作戦が2度と通用しないゲームだから。負けることは許されない。
そして、その日、絶望的な状況下でゲームが開始され、エンダーはゲームを投げたくなったが、捨て身の戦法で見事、ゲームに勝利する。
しかし、これらの艦隊ゲームは、実はゲームではなく、実戦だった。即時通信が開発されていて、何光年もかなたにいる戦艦を指揮していたのだ。
エンダーはまだ子どもだったので、実戦であることを隠されていた。
この戦いで、50年以上前にバガーの母星に向けて派遣されていた艦隊も全滅したが、バガーは絶滅、母星も破壊された。人類の危機は回避されたのだ。

と言う話。ま、そこに異文化理解とかの話やら、エンダーの兄姉の話なんかも、絡みます。

長かったですね。
しかも、まだ前振り。

さて、「エンダーズ・シャドウ」というのは、エンダーが駄目だったときの予備として期待されていた少年ビーンのお話。ビーンの視点からみた「エンダーのゲーム」です。
ビーンは、この世の地獄と呼ばれる街のストリートチルドレン。
「豆ほどの値打ちもない」ところから、ビーンと名乗ります。でもって、完璧無比の記憶力を持つ超天才です。
赤ん坊(?!)の頃から路上生活を送ってきたビーンにとっては「生き抜くこと」だけが目標です。
エンダーは知力とすぐれた共感力で、勝ち続けますが、一方、それゆえに精神的に弱い部分もあります。
その部分がちょっと読んでいて鼻につくかもしれないですが、ビーンには、それがありません。というか、子どもなのに、大人なんです。。
ネタバレ欄に書いた日の出来事など、ビーンから見た話だと悲しいです。
炬燵蜜柑だと、涙もごまかせるのでいいですね。
「エンダーのゲーム」と同じ場面も出てくるので、読み比べるのも面白いです。

その「エンダーズ・シャドウ」の続編が「シャドウ・オブ・ヘゲモン」
バガー戦役が終結して、全世界の一致団結が壊れた世界での出来事。エンダーの残虐な兄ピーターとビーンの物語です。

その次が「シャドウ・パペッツ」
まだ50ページぐらいしか読んでいないので、どんな話なんだろう??
でも、多分、その次はないと思います。
ちょっと言いたいのは、この文庫本、確かに普通に分厚いですが、1000円って、何事?
単行本じゃないよ、文庫本だよ。高いよねぇ。


あ、ちなみにエンダーシリーズでは、一番面白い(読み応えがある)のは「死者の代弁者」です。

[ Anne Green of Gables ]

2004年12月19日 | 英語
Anne Green of Gables. PGR2です。総単語数8000。
赤毛のアンの簡易版です。

【こんなお話】
赤毛のアンです。

【感想】
「赤毛のアン」は、女性に人気の作品です。みんな、憧れますよね、アンの生活。
でも、子どもの時分に読んだときも、10年ぐらい前に読んだときも、今も、別にどうってことがないんですよ。
アンの感情に、感情移入できないんです。
カントリーな生活が描かれているのがあまり好きじゃないのかというと、長靴下のピッピは好き。豪快だから。アンは豪快じゃないんですよ、お転婆なだけで。
今回は、初心者用の英語の本なので、ずいぶんお話が省略されている(お話の列記になっています)のですが、アンの生い立ちに初めて気づきました。
グリーンゲーブルズに来る前に、他の家を転々として、つらい思いをしてきたようです。
それにしては、ずいぶん素直で明るく単純な気がします。もう少し、屈折したところがあってもよさそうな気がするのですが。
それとも、苦労した分だけ、素直な良い子なのかな。

【評価】
★★★★

さすがに名作だけあって、好きではないですが、簡易版でも面白く読めます。
また、ストーリーを知っているからか、さくさく読めます。

多読単語数【19.7】万

[ Love or Money? ]

2004年12月18日 | 英語
Love or Money?。OBW1です。総単語数7300。
題名を直訳すると、「愛か金か」ですが、そっけないですね。
翻訳をする人は大変ですね。

【こんなお話】
お金持ちの女性の50歳の誕生日パーティ。この女性の周りにいるのは、一人を除いて、お金目当ての人ばかり。でも、女性は、誰にもお金を与えたくありません。この女性が死ねば、遺産相続でこれらの人々にお金が手に入ります。
さて、その50歳の誕生日。この女性が殺されました。犯人は、だれでしょうか。
それぞれの人の証言には、嘘も含まれています。あなたは、警部より先に犯人を見つけられますか?

【感想】
Introductionのところで、注意深く読まないと犯人を見つけることができませんとあったので、じっくり読みました。
多分、この手の話だと、犯人は、この人だよねということで、犯人あては正解でした。
すれた読者ですいません。ま、シンプルなお話だったしね。
それがなくても、普通に読めば犯人はわかります。
ということで、謎解きは単純ですが、結構、面白かったです。


【評価】
★★★★


多読単語数【18.9】万

グイン・サーガ98 蜃気楼の旅人

2004年12月16日 | 読書
グイン・サーガ98「蜃気楼の旅人」 栗本薫 ハヤカワ文庫JA

ざくざく読みました。
主人公グインは、遠方からの転送で脳細胞が破壊され、記憶喪失状態だったのですが、着実に回復に向かっています。
はぁ。回復するんですね。たんにシナプスが切れていただけなんですね。

もう、こうなったら恐いものなしですよ。
作者の都合がいいときに、記憶が戻るし、都合が悪いときは記憶がない、で話を進めることができます。
っていうかさぁ、かわいそうすぎるって。思い出してもらえない若干1名様。
こうして、グインは誰かを裏切ったという自覚もないまま、最終巻「豹頭王の結婚式」に突入できる下地ができたんですね。
でも、その後、思い出してあげてほしいなぁ。

ゴーラへの介入も無理ありすぎ。
取り囲んで、弓でやっつけちゃえ!と言いたかった。
突っ走れ、イシュトバーン!!


【おわび】
今回は、グイン・サーガを知らない人には、意味不明の記事になっております。。。

[ Picture Puzzle ]

2004年12月14日 | 英語
Picture Puzzle。MGR1(Beginner)です。ページ数31ページ。総単語数2500。
題名を訳すと、なんだろ、「写真パズル」ですか。
なんか昨日の「ニューヨークで迷子」といい、どうもしっくりきませんね。
単純に「パズル」とした方がいいかな。

【こんなお話】
ある日、Pete(どう読むのかな??)が学校へ行く途中のショッピングモールで可愛い女の子に出会います。女の子は、なにかに追われている様子で、何も言わずに、Peteに写真フィルムを手渡し、去っていきます。その後、大柄で赤シャツの男が誰かを探している様子で現れます。
Peteが写真を現像してみると、中の1枚に、赤シャツ男が写っていました。学校にいくのはやめて(女の子の方が大事だから)、この謎に挑みます。

【感想】
2500文字で書くんだから、まあ、これが、限界でしょうか。
途中、少しだけ漫画形式になっているところもありました。
読みやすいです。他の出版社のに比べて、文章が短いかなぁ。

【評価】
★★★


多読単語数【18.1】万

[Lost in New York]

2004年12月13日 | 英語
英語多読単語数をグラフ化しているBlog Meterでは、グラフ数値を書いた最新の記事2つまでが表示されるようになったようです。
今まで、全く関係の無い記事に、ちょこちょこと数値を書いていたのですが、これからは、読んだ本単位で記事にあげるようにします。

で、読んだ本が Lost in New York。PGR2です。ページ数25ページ。総単語数4100。
「ニューヨークで迷子」ですね。

【こんなお話】
イギリスから一人でニューヨークにいる叔母さんに会いにきた主人公の少年。
はじめて一人で来たので、どきどきものです。
空港には叔母さんが迎えにきてくれているはずだったけど、怪我をしたみたいで代わりに叔母のレストランで働いているロブが来ました。
でも、ロブが仕事で席をはずしている間に、少年は、不良少年達に絡まれ、無理やりオートバイに乗せられてしまいました。
さらに、合流した少女と一緒に万引きの手伝いまでさせられますが、少年は、ロブとはぐれた場所を知っている不良少年から離れることはできません。
そのうちに、警官にみつかり、少年まで泥棒と誤解されてしまいます。
少年は、あわてて逃げ出します。
警官からは逃げられたものの、全く見知らぬ土地ニューヨークで途方にくれてしまいます。
少年は、無事、叔母さんに会えるでしょうか。

【感想】
最後のオチが、イラストで分かってしまうので、つまらないです。

【評価】
★★


多読単語数【17.9】万