てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

リンカーンの夢

2007年05月10日 | 読書
続けて、コニー・ウィルスです。

歴史小説家(南北戦争を主題にした小説を執筆中)の助手が、
南北戦争の夢を見続ける女性を助けるため、
なぜそんな夢を見るのか、
なんとか夢を見ないで済ますことができないのか、奮闘努力するお話。
歴史改変ものだそうです。

なんか、イメージ的に「航路」と近いものを感じて、
読み始めたのですが、
いかんせん、南北戦争の知識がゼロに等しいので
どこが改変されているか、さっぱりわからん、
どころではなく、通常のエピソードもとっつきにくかったです。
女性が夢みるのは、リンカーンの夢じゃなくて南軍側のリー将軍の夢です。
なのに、なぜタイトルがリンカーンの夢なのかというと、
ネタバレになるから書けません。

あー、それにしても読みにくかった。
途中、何度、投げ出そうと思ったことか。
キャンベル記念賞受賞だし、裏表紙に傑作長編ってあるから
手に取ったんだけど。

そんな本ですが、古くて、アマゾンで新品は売ってません。
中古が1800円からになってますが、
それほどの価値があるかなぁ。
南北戦争マニアなら、「買い」ですけどね。

もしかしたら、もう一度読み直したら面白いかもしれないと
ふと、今思いました。


ハヤカワ文庫です。
1992年出版で、定価580円です。