てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

七王国の玉座Ⅰ

2006年05月27日 | 読書
どうして、読んだ内容も覚えているのに、再読するかな。
ほかに読んでない本が山積みなのにね。

ダ・ヴィンチ・コードなんて、読まないと映画を見れないというのに。
あ、一応、通勤時間とか昼休みに読むかも、と
持ち歩いてはいるんですよ、ダ・ヴィンチ。
1行も読んでないんですが・・・。

という、ジョージ・R・R・マーティンの氷と炎の歌シリーズ
七王国の玉座Ⅰを読みました。
5月から5ヶ月連続で文庫が出るそうです。
で、それで七王国の玉座だけだもんねぇ、先が長いな。
その後、第二部が全5巻で続けてでるのかな?
それでもって、第三部の文庫本版も続けて出ることを希望。
さらに、第四部もできたそうだから、早く翻訳して
文庫本で出版して欲しい。
で、第五部、第六部、早く書いて欲しい、マーティンさん。


文庫本第1冊目は、最近のハヤカワ文庫にしては薄い方かな。
もう少し太くして、5分冊じゃなくて3分冊にすればいいのに。
と思う、あとがき、人物索引つきで297ページ、700円。

そうそう、この人物索引には、驚きました。
最後まで読んでから、索引があることに気づいたから、
途中えっと?誰だっけ?と思ったときに役に立ちませんでしたが、
今後は役にたつことでしょう。
登場する人名、すべて網羅されてんじゃないかな?
あ、重要人物なのに載ってない人々がいる!
あ、ちゃんと書いてあった、小さい字でっ!
『章題になっている人物は除く』と。
って、別に小さい字じゃないか、普通の字か・・・。

単行本で読んでいるから、初めて読んだときには、
ぼんやりと読み飛ばしてしまった箇所も、
ああ、こんなことがここに書いてあったんだぁと感心しました。
さらに主な人物もわかっているのに、
やはりこの人名の洪水には、手を焼きました。

で、第1巻は、話が始まるところで終了。
これは、まだプロローグと言ってもいいすぎじゃない感じ。
次からが本当に話が始まるんですよ。

目次があるのも嬉しい。
なんなら、同じ人のを続けて読めるしね。
1巻で章名になっているのは、
ブラン、ケイトリン、デーナリス、エダード、
ジョン、アリア、ティリオン
の7人。
表紙イラストは、ジョン君ですね。

このシリーズ、女性もなかなかいい味を出しているので感心します。
おてんばアリアだけでなく、
『女らしい』サンサもなかなか捨てがたい。
1巻では、ちらっとしか出てきませんが。
もっと言うなら、嫌われ者サーセイ女王だって、味わい深いものが
あります。
ちゃんと血の通った人間らしさを感じることができるのです。

どっちかというと、男性キャラのほうが、ありきたりな感じかなぁ、
そんなこともないかなぁ。
いやはや、男のことは、わかりません・・・。


単行本の感想は、こちら・・・
七王国の玉座
王狼たちの戦旗


プロデューサーズ

2006年05月11日 | 映画、TV
GW中にもう1本、プロデューサーズも観ました。

なんか、音が大きくて困りました。
歌のシーンの音はいいんだけど、セリフも大きすぎて、
ギャグが空回りしているように感じてしまう。

でもまあ、それなりに面白い。

観ていて、ちょっと引っかかったのは、
これって、ドイツ人が見たら嫌な気がしないかな?ってこと。
「春の日のヒットラー」じゃなくて、
「春の日のヒロヒト」というタイトルで、
寿司や芸者やてんぷらの扮装した女の人が踊ったりしたら、
やっぱ嫌な感じだと思うし・・・
でもって、観客が中国人とか韓国人で、
カマっぽい天皇の様子に拍手喝さいするのも
嫌な感じだと思うし・・・

と、ここまで考えて、ふと気づいたんだけど、
これはミュージカルの観客(ユダヤ人)をも笑いものにしてるんですね。
下劣なネタに喜ぶ観客、ということで。

うむむ・・・。
じゃ、いいか。


一番、印象的だったのは、老婦人達の踊り。
あれは、よかったですねぇ。
それと、牢屋に入れられたプロデューサーが過去を振り返るところとか、
そのほか、細かいところでもなかなかの出来。
たとえば、冒頭の失敗したミュージカルってハムレットだったんですね、
こりゃ、失敗するわな・・・というセリフに笑いました。
それと、「オイデプス王とおかあさんが仲良くなってめでたし、めでたし」
ってどんなギリシャ悲劇だ?
と思わず心の中で大笑いしながら突っ込みをいれちゃいましたよ。

最後に流れたミュージカルタイトルって、
みんなパロディなんですよね?
「カッツ」って、何かと思いましたよ。


映画が終わって、恒例の延々と続くエンディングロール。
この映画では、それが、短いし、エンディングに流れる歌の歌詞も面白くて
全く我慢することもなく、部屋に電気がつくまで座っていられました。
全ての映画のエンディングロールも、これを見習って欲しい。
あるいは、ゲームのエンディングとかTVドラマみたいに、
ポイント映像を流すなりして、飽きずに最後まで観られるようにして欲しいなー。

ナルニア国物語

2006年05月11日 | 映画、TV
ナルニア国物語、もう少しで終わっちゃうということで、
レイトショーで観てきました。
Vフォーなんちゃらとどっちにしようか迷ったんだけど、
「もうすぐ終わる」という状況に、負けました。

原作は読んだことないから、どんな話か知りませんでした。
ライオンと魔女というタイトルだから、ライオンと魔女が出るんだということはわかってたけど。
しかし、有名な児童文学ファンタジーだから、原作はしっかりしているだろうし、
映像は綺麗だろうと思ってました。

結果は、まあ、一言で言ってしまえば、「お子様向け」。
最初に、ディズニーのマークを見て、はじめて
「しまった、これ、ディズニー映画か・・・」という嫌な予感がしたのですが、
予感どおりの出来具合でした。

戦争のシーンはどうしても指輪物語と比べてしまって、物足りないし、
子役は、一番下の子以外は、冴えないし。
個人的に長男は頼りなさそうなところがツボだったけど、
戦争は嫌だと言ってたわりに、あっさり順応してしまい、
子どものくせにしっかり戦えちゃうところがあまりに安易な展開。
まあ、しょせん、児童文学だからな・・・と納得するしかなかったです。

えっと、裸にマフラー巻いてた人は可愛かったです。
あと、田舎を列車が行くシーンも綺麗でした。
それと、魔女はカッコよかったです。
ライオンは、顔が大きいなぁと思っただけ、ま、ライオンだし。

魔女って、「コンスタンチン」のガブリエル役の人だったんですね。
どっかで見たことある顔だと思いました。
2刀流が、すごくカッコいい。
ライオンなんかに負けるなと心の中で応援してました。

ああ、マフラーの人と次女のやりとり、というか、次女のおしゃべりも良かったですね。
おしゃまさんって感じで。