てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

神に選ばれし無敵の男

2004年12月12日 | 映画、TV
とんでもない題名の映画です。レンタルDVDです。
「神に選ばれし無敵の男」、そのままでググッてみてもヒット件数2件。
DVDで観たんだから、売ってるはず~と思って、amazonでも検索したけど、駄目。
「無敵」で検索したら、100件以上。
うーーんと、「無敵の男」で検索したら、突然「あなたは18歳以上ですか?」画面になっちゃった。
いやあ、この画面を見るのは初めてだったので、「はい」をクリックしちゃいましたよ。
で、最近チェックした一覧にへんなDVDが表示されるようになりました。。。。

という、とんでもなくマイナーな映画のようです。

DVDの絵をみると、やせた危なさそうな男が、へんな丸いテーブルの奥に座っている。
マルコビッチの穴みたいな映画かなーと思って、(あらすじも読まずに)、借りました。

すると、始まりは、期待を裏切って、田園風景。
しかも「この映画は実話を元に製作しました。」
マルコビッチの穴じゃ、なさそうだ。。。

よれよれの服を着た兄弟が樽に座って、お話中です。
時代はいつなんだろう?1800年代?1900年代?
この兄弟は鍛冶屋の息子たちでユダヤ人だと判明しました。
そして、お兄ちゃんが、すごい力持ち。
弟は、きゃしゃで可愛いのに。

ぱっと見て、弟が主人公かと思いましたよ。
お兄ちゃん、地味だもん。

ふーん。ものすごい力持ちだから、「無敵の男」だったんですねー。
ま、そのあと、色々あって、お兄ちゃんは力自慢を認められ、ベルリンのショービジネスに乗り込みます。
ちなみに、お兄ちゃんが住んでいたのは、ポーランドです。
ベルリンまで、徒歩の旅。

あ、やせた危なさそうな男が出てきました。
この男は催眠術を使ってショーをする人でした。予言もしちゃう。
時代は、ナチが台頭しつつあるとき。
やせた男は、ナチを利用し、えっとなんだっけ?占い省じゃないし、予言省じゃないし、ま、なんかそういうのを作ってその大臣になろうとしてます。
お兄ちゃんは、ユダヤ人だというのを秘密にしてショーをしますが、純朴な性格なので、なかなかショーになじめません。ついに、自分はユダヤ人だーとカミングアウトしちゃいます。でもまあ、それが逆効果になって、大人気。

最終的に、お兄ちゃんは、地元に帰り、ナチスの危険をみんなに説いて回るという任務を選びます。「任務」、お兄ちゃんは神からその役を与えられたと思い込んでるから。えと、映画全体がそういうつくりです。

というわけで、ユダヤ人のためのお話でした。
ナチスから迫害されるシーンとかは、ほとんどないです。お兄ちゃんは、ユダヤ人だとばれてるのに、ナチの要人(ヒムラーとか)ともお話ししちゃうし。好かれてないけど、容認されているって感じでした。

で、感想は、普通。
題名が派手なわりに、地味な映画でした。
やっぱ、やせた男が一番、印象的でした。