てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

ホラーっぽいSF

2005年01月25日 | 読書
そういえば、ホラーっぽいSFが好きなんです。
こういうSFって、万人向けじゃないだろうけど、個人的には好きだなぁというものを考えたとき、あれ?ホラーじゃんって思いました。
それ以来、ホラーというジャンルにも興味を持つようになりました。
いやあ、私は恐がりなので、ホラーは苦手だと思い込んでいましたよ。

というわけで、ちょっとホラーっぽいSFを3つご紹介。
例によって、手元に本がないので、いい加減です。
でも、作品名とか作者名は間違えないように、ちゃんと調べてから書きますから。

一つ目は、ごくノーマルに『光る眼』
って、しょっぱなから、そんな本ないし。。。
調べました。どうやら『呪われた村』が正解。
『光る眼』は、映画のほうだけでした。
でも、おかしいな。『光る眼』という題名で読んだ気がしたんだけど。ま、気のせいか。
はあ、ちょっと調べるのに苦労しました。
作者は、ジョン・ウィンダム。
『呪われた町』というキングのホラーもあるので、注意です!

えっとある村で、突然、全員が睡眠状態に陥ってしまった。で、気が付いたら、すべての妊娠可能な女性が妊娠していた。生まれた子どもはすべて、知能が異常に高く、銀髪で光る眼の持ち主だった。
という、侵略物。

まあ、普通でした。


ここからが、私の好きなホラーSFです。

えっと『闇の聖母』。フリッツ・ライバーです。
amazonでみたら、レビューはおろか、あらすじ紹介すらありません。

ものすごく好きなくせに、どんな話だったか、すっかり忘れているので、説明できないし。。。
私の既読本ブログのタイトルとそのgooIDは、『闇の聖母』に出てくる部屋の中に高く細長く積まれた書籍のイメージから決めたほど、好きな本です。

もっと調べてみたら、この本を紹介しているサイトがありました。
興味をもたれた方は、ここをどうぞ。
どうも世界幻想文学大賞を受賞しているようですね。
で、この作品のどこがSFかというと、ハヤカワSF文庫から出ていたからです!
とにかく、異常に好きということで。。。


もう一つも、異常に好き。
誰がけなそうと、私は好きなんだよ!という作品です。

R・R・マーティンの短編集『サンドキングス』の中の『蛆の館にて』。
あ、ほかの作品も好きかな。表題作『サンドキングス』が一番、さっぱりしている。
一般的には、その作品がいいかもしれないけど、私は『ビターブルーム』とかの方が好き。
ああ、記憶だけでタイトルが出てくる。すごい。

おや?amazonでは取り扱っていないようですね。
絶版だそうです。
またタイトルを間違えたかと思いましたよ。

で、『蛆の館にて』ですが、舞台は遠未来の地球(多分)。
生き残っている人類は、最後を迎えるのを待つだけの日々。
太陽の光も少なく、毎日が夕暮れ。
そんな状態では外にはいけませんね。だから、建物の中に住んでいます。
みんな建物の中で生まれて死んでいくので、それが世界だと思っています。
たまにあるお祭りのときだけ、最上階に集まり、ガラス(?)を通して外の夕闇を見ます。
彼らが崇拝するのは、人蛆。
人蛆に選ばれた名誉ある人は、蛆の形に近くなれるよう、長い期間をかけて手や足を少しずつ切り落としていきます。
そんな退廃的な生活の中で、若者が肝試しとばかりに、狩りに行きます。
狩りは下の階で行います。真っ暗です。狩りの対象となる動物は光は苦手ですが、暗闇でも目が見えるのです。
若者は、迷子になってしまいますが、階下で自分達の正体と未来を知ります。