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属性って具体的には、どんなものなの?

2005年04月21日 | データモデル入門
属性(アトリビュート)とは、企業が業務を遂行する上で必要とするデータ項目のことです。(RDBでいうと、テーブルのカラムに該当します。)

例えば、”得意先”というエンティティがあったとします。当然、属性として”得意先名”、”得意先住所”、”得意先電話番号”といった属性を当然管理する必要があるでしょう?

このような、業務上管理したいデータ項目のことをエンティティと呼びます。

「属性(アトリビュート)とは、エンティティの記述的役割を果たすデータ項目のことである」と説明されることがあります。

これはどのようなことかというと、例えば、社員というエンティティがあったとします。
「あの社員はどういう人なんですか?」と質問された際「あの社員は”社員番号”が0001で”氏名”は鈴木一郎さんといって、”住所”は神奈川県**市です。・・・・」というように説明をしていくと思いますが、その説明をするための、”社員番号”、”氏名”、”住所”といったものが属性であるということを意味しています。

しかし、その実体の属性だとしても業務的に管理する必要のないデータ項目は属性ではありません。

例えば、”社員”の例でいえば、当然、”身長”、”体重”、”靴のサイズ”という属性を持っているはずですが、業務上必要のないデータ項目は属性ではないというこです。

業務上で必要となるデータ項目かどうかは、その企業のビジネスルールによって異なります。

例えば、社員に安全靴を支給するという業務があるのであれば、社員の”靴のサイズ”を属性として管理する必要があるというような場合は、”靴のサイズ”は属性ということになります。

あるいは、肥満度によって保険料率を変えるという保険商品があった場合には、個人の”身長”と”体重”は、業務上管理する必要がある属性ということになります。

ビジネスルールによって、業務上管理する必要があるかどうかが変わってくる、ということです。

また、属性としての基準は、以下のような基準が考えられます。
以下に属性の基準を列挙します。

【属性の基準】
①企業が業務を行なう上で、関心を払うべきデータ項目である
②具体的な名詞で表現される
③データ項目の意味が一意に識別できる名称である
④それ以上細かくなることはない

これらの条件を満足するものがデータ項目なのです。

【属性の分類】
属性は大きく分けて以下に分類できます。
①識別子
エンティティのオカレンスを識別するための、ひとつまたは複数の属性のことです。(主キー)
②属性項目
識別子以外の属性(主キー以外の項目)
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