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リレーションの種類って、どんなものがあるの?

2005年04月14日 | データモデル入門
リレーションの種類ですが、まずは大きく分類すると1対1、1対N(エヌ)、N対Mというタイプに分類できます。(図1)

それぞれの意味ですが、1対1というのはエンティティ”A”とエンティティ”B”の間にリレーションが存在するとして、エンティティ”A”から見てエンティティ”B”が1もしくは0存在し、逆にエンティティ”B”から見てエンティティ”A”が1だけ存在する関係をいいます。

1対N関係というのは、エンティティ”A”とエンティティ”B”の間にリレーションが存在するとして、エンティティ”A”から見てエンティティ”B”がN(複数)存在し、逆にエンティティ”B”から見てエンティティ”A”は1だけ存在する関係をいいます。

N対M関係は、エンティティ”A”とエンティティ”B”の間にリレーションが存在するとして、エンティティ”A”から見てエンティティ”B”がN(複数)存在し、逆にエンティティ”B”から見てエンティティ”A”もN(複数)存在する関係をいいます。

上記のそれぞれの関係をモデルで表現すると、このような形になります。(Xupper標準表記)

それぞれの関係についてさらに以下のものが存在します。
①1対1関係
・拡張関係
・汎化関係
②1対N関係
・従属関係
・参照関係
③N対M関係
(データモデルでは存在が許されない関係です。)
④その他の関係(1対N関係のバリエーションです。)
・自己参照関係
・構成関係

これらの関係については、次回以降個別に説明を行っていきたいと思います。
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3 コメント

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ものづくりのグローバル (マルテンサイトサムライ)
2024-03-02 23:28:11
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムは人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。ひるがえって考えてみると日本らしさというか多神教的な魂の根源に関わるような話にも思える。
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KPI競合モデル (PEファンド関係)
2024-03-10 16:10:29
KPI競合モデルは財務分析におけるマルチスケールな観点とバランスの概念をうまく表現できる。
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鉄鋼材料熱処理技術 (ベアリングエンジニア)
2024-10-08 22:14:15
私なんかは特殊鋼の熱処理の焼入れにおけるマルテンサイト変態の際
重要となるTTT曲線の均一核生成モデルでの方程式の解析をMathCADで行い、熱力学と速度論の関数接合論による結果と理論式と比べn=2~3あたりが精度的にもよいとしたところなんかがとても参考になりましたね。
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