
ボトムアップアプローチでデータモデルを構築する場合、気をつけるポイントがいくつかあります。
どのようなポイントに気をつける必要があるのかを理解するために、ボトムアップアプローチのメリット/デメリットについて説明しておきます。
【メリット】
まず、ボトムアップアプローチのメリットですが、現行システムのファイル・データベースや画面・帳票類をもとにするため、「現行システムで実現されていることが漏れなく定義できる」という点が挙げられます。
また、「正規化さえ理解できれば作業が可能であり、それほど高いスキルは要求されません。」正規化についても、その考え方が理解できているのであれば、第一正規化、第二正規化、第三正規化と手順を追って作業をする必要はなく、モデリングソースから直接第三正規形のデータモデルを構築してもかまいません。
【デメリット】
次にボトムアップアプローチのデメリットについてですが、
まず、第1に「現状に縛られたデータ構造になりやすい」ということが挙げられます。現行システムの資料をもとにモデリングを行っていきますので、結果的に現行システムと同じ構造になってしまう可能性があるということです。
システムを再構築するという場合は、現行システムに何らかの問題点があるから、再構築するはずで、その問題点が業務的なものであれば、現行システムを分析してその内容をデータモデルとして表現しただけでは、問題点が解決していないことがあるということです。
2つ目は「データ項目の意味が明確になっている前提がなければ、手順通りに正規化していくことは困難である」ということです。
正規化の手順は明確ですが、その元となる資料がちゃんと整理されていなければ、どんなに正しい手順で作業を行ったとしても、間違った結果になりかねないということです。
正規化を実施する前に、データ整理を行い異音同義語や同音異義語の整理を行う必要があります。(データ整理の方法については「データ整理」のカテゴリを参照してください。)
3つ目は、一般的に「時間(工数)がかかる」ということです。これは作業が困難というよりも、作業対象となるモデリングソースが多いということに起因します。
ある程度の規模のシステムであれば、テーブルやファイルが数百~数千個存在するでしょうし、画面や帳票も数百存在することでしょう。
それぞれの、テーブルやファイル、画面や帳票に対して全て正規化を行っていくと膨大な作業となってしまいます。
上記を整理すると(表1)のようになります。
どのようなポイントに気をつける必要があるのかを理解するために、ボトムアップアプローチのメリット/デメリットについて説明しておきます。
【メリット】
まず、ボトムアップアプローチのメリットですが、現行システムのファイル・データベースや画面・帳票類をもとにするため、「現行システムで実現されていることが漏れなく定義できる」という点が挙げられます。
また、「正規化さえ理解できれば作業が可能であり、それほど高いスキルは要求されません。」正規化についても、その考え方が理解できているのであれば、第一正規化、第二正規化、第三正規化と手順を追って作業をする必要はなく、モデリングソースから直接第三正規形のデータモデルを構築してもかまいません。
【デメリット】
次にボトムアップアプローチのデメリットについてですが、
まず、第1に「現状に縛られたデータ構造になりやすい」ということが挙げられます。現行システムの資料をもとにモデリングを行っていきますので、結果的に現行システムと同じ構造になってしまう可能性があるということです。
システムを再構築するという場合は、現行システムに何らかの問題点があるから、再構築するはずで、その問題点が業務的なものであれば、現行システムを分析してその内容をデータモデルとして表現しただけでは、問題点が解決していないことがあるということです。
2つ目は「データ項目の意味が明確になっている前提がなければ、手順通りに正規化していくことは困難である」ということです。
正規化の手順は明確ですが、その元となる資料がちゃんと整理されていなければ、どんなに正しい手順で作業を行ったとしても、間違った結果になりかねないということです。
正規化を実施する前に、データ整理を行い異音同義語や同音異義語の整理を行う必要があります。(データ整理の方法については「データ整理」のカテゴリを参照してください。)
3つ目は、一般的に「時間(工数)がかかる」ということです。これは作業が困難というよりも、作業対象となるモデリングソースが多いということに起因します。
ある程度の規模のシステムであれば、テーブルやファイルが数百~数千個存在するでしょうし、画面や帳票も数百存在することでしょう。
それぞれの、テーブルやファイル、画面や帳票に対して全て正規化を行っていくと膨大な作業となってしまいます。
上記を整理すると(表1)のようになります。
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