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ユーザビューオブジェクトを利用したデータ項目の収集【ビジネスフロー図】

2005年12月06日 | ビジネスフロー図

ビジネスフロー図で使用するオブジェクトの一つに、ユーザビューというものがあります。

これは、システム化されていない手書きの伝票やワープロ資料等を定義する際に利用します。

このユーザビューというオブジェクトは、バージョン4.1から追加されたものですが、それまでXupperのビジネスフロー図で手書きの伝票やワープロ資料を定義する場合には、ユーザツールの”メモ”を使用していました。


【図1】ユーザビューオブジェクトとメモオブジェクト

しかし、この”メモ”のオブジェクトはあくまでビットマップであり、付加情報を定義することができません。

既存システムが存在しているのであれば、画面レイアウトや帳票レイアウトをもとにデータ項目を収集し整理するということができますが、対象となる業務がまだシステム化されていないといった場合には、手書きの伝票やワープロ資料からデータ項目を把握する必要があります。

そこで、”ユーザビュー”ではプロパティでデータ項目を登録することができるようにしています。このことにより、業務分析(ビジネスフローの作成)を行いながら、あわせてデータ項目の収集を行うことができるようになります。


【図2】ユーザビューのプロパティ(定義例)

現行業務調査や業務分析の際に、実際に業務で使用されている伝票や帳票を収集し、その伝票や帳票からデータ項目を整理するということができるわけです。

しかし、ユーザビューオブジェクトのデータ項目を追加しても、直接ディクショナリにフィールドが登録されるわけではありませんので、注意してください。

フィールドを追加した後、ユーザビューオブジェクトのデータ項目とディクショナリのフィールドを対応付けることはできます。

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