"K-50"と比べて"K-70"からの新機能の紹介
【バリアングルモニター】
"K-1"の"フレキシブルチルト式画像モニター"のようなギミックはありません。一般的なバリアングルモニターです。
天体撮影の際はレフコンバーターを使うなどしていましたが、それが不要になります。
【ハイブリッドAFに対応】
ライブビュー時のオートフォーカスに像面位相差AFを使用することが可能になり、イライラしがちだったライブビューでのAFのレスポンスが(劇的に?)向上しています。
【リアル・レゾリューション・システム】
静物に有効なリアル・レゾリューション・システムを搭載しています。三脚利用を前提にした方が良いと思います。
イメージセンサーを1画素ピッチずつ動かしながら連続撮影した4枚の画像から1枚の超高精細画像を生成する技術です。
【ローパスセレクター】
ローパスフィルターレス仕様のイメージセンサーを搭載しています。
ローパスセレクター機能を使用することで「モアレ」や「偽色」を抑えた撮影も可能で状況に応じて、ローパスフィルターとローパスフィルターレスの撮影を選ぶこともでき、オフ・オン(効果:強・弱)のブラケット撮影も可能です。
【バルブタイマー機能】
バルブのタイマー露光設定が可能です。
10秒~5分までの10秒刻み、5分~20分までの1分刻みで設定が可能です。
【アウトドアモニター/赤色画面表示】
状況に応じて液晶モニターの見やすさを調整できるアウトドアモニター機能を搭載。
暗闇に慣れた目への刺激を抑える赤色画面表示にも対応しており、より天体撮影向きの使用になります。
【Wi-Fi内蔵】
Wi-Fi機能を搭載しています。
"Image Sync"を利用してスマートフォンからリモート撮影が可能です。
※但し、この機能に関してはいろいろ制限がある様子です。(例:動画、連写がダメなど)
【肌色補正】
撮影された画像から"顔"が検出された際に、この補正が適用されるようで、軟らかな質感と健康的な色合いに再現されるようです。
<比較明合成>
この機能に関しては新機能としても良いと思う面もあるのですが、多重露出の項目追加という扱いになっているので機能向上としておきます。
"K-50"は当初、"KAF4マウント対応"となっていませんでしたが、"K-3"と共にファームウェアのバージョンアップで対応可能になっています。
これだけ機能が増えているのて、いろいろな項目でも向上しているので、価格が上昇している事に関しては納得できます。
【価格.com参照:K-50約4万円、K-70約6.5万円】
(バリアングルモニター、ローパスセレクター、リアル・レゾリューション・システム、ハイブリッドAF、Wi-Fi対応、肌色補正でそれぞれ5000円と考えれば割安です)