Team Blue

Team Blue Hiro's blog

ちょっとヤバかったかも

2007-03-14 | アドベンチャーレース、トレイルランニング
ここ数日悪天候が続き、冬に逆戻り、強風降雪が続いていた。
たまたま日が差し風も落ち着いたので何となく藻岩山へトレランに向かう。

旭山公園側から慈恵会までのルートで軽く走ろうと出かける。
さすがに先行者がある訳でもなく、ゲーターも付けているからまあ良いかと、ラッセルしながら山へ入っていった。
曇りではあるが、時折まぶしいくらいの日が差し気持ちよく汗をかきながら進んで行った。
しばらく進み、尾根伝いに進んでいくと急に強風にあたり,どんどん汗ばんだ体から体温を奪われる。
おーさむ!と言いながらさらに進み,小さなピークを過ぎていくと、強風による雪庇が至る所に出来ている。
腰まで埋まりながら、さらに進むと、突風が吹き荒れ,さらに体が冷えていく。
T6分岐のピークが見える頃には体が震え、動きも鈍くなって来た、さらに風も強く、斜面の雪を巻き上げながら体に吹き付け、さらに体温を奪っていく。
うーヤベー! このまま進めばもう少しで慈恵会側に降りれるが、あの雪庇(吹きだまり)を超えるのにはちょっと今の体では無理かも、、
その場で10mほど、迷いながら行ったり来たりを繰り返し、結果戻る事とした。
帰りには,風の影響で今来た自分の足跡も消されており,再度ラッセル状態で旭山公園入り口まで戻って来た。
藻岩山だからといって甘く見てはいけない、このような状況では冬山の装備が必要、今日はキャプリーンのアンダーにウインドウブレーカーだけ、さらに汗でぬれた体ではすぐに体温が奪われてしまう。
今朝,昨日の状況を考えれば、降雪でスノーシューがなければラッセル、強風で地吹雪なのだから,保温のウエアー,冬用のパーカー必要である事ぐらい、考えれば判断できたはず。
あの状態で一人無理をしていれば,遭難する可能性も十分に考えられる。
裏山といえども,冬山は馬鹿に出来ない。