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TAZUKO多鶴子

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『ゲーテ格言集』より…NO.6

2007-09-21 | TAZUKO多鶴子からの伝言
偉大なる詩人であり作家であると同時に、
最も人間的な魅力にあふれたゲーテは、
無限に豊富な知と愛の言葉の宝庫を残している。
彼の言葉がしばしば引用されるのも、
そこには永久に新鮮な感性と深い知性と豊かな愛情とが、
体験に裏づけられて溶けこんでいるからである。
『ゲーテ格言集』は、彼の全集作の中からと、
警告、格言として独立に書かれたものの中から
読書に親しみやすいものを収録した。


   『ゲーテ格言集』…NO.6

 *しばしば言い慣らわされている色々の格言も、
  後世になって与えられるのとは
  全く別な意味を持っていた。*

 *自分の一生の終わりを
  初めと結びつけることのできる人は
  最も幸福である。*
 
 *喜びには悩みが、
  悩みには喜びがなければならない。*

 *苦しみが残して行ったものを味わえ!
  苦難も過ぎてしまえば、甘い。*

 *「人間の持つものの中で、
   自分自身に基礎をおかぬ力ほど不安定で、
   はかないものはない」*

 *自分自身をなくしさえせねば
  どんな生活を送るもよい。
  すべてを失ってもいい、
  自分のあるところのものでいつもあれば。*

 *鉄の忍耐、石の辛抱。*

 *人間のあやまちこそ
  人間をほんとうに愛すべきものにする。*

 *婦人を最も力づよく保護することを心得ている男だけが
  婦人の好意を受ける資格がある。*

 *ひとりの人を愛する心は、
  どんな人をも憎むことができません。*

 *太陽が照れば塵も輝く。*


参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳