
C.C AUTO PETRI 135mm F3.5です。ハードオフでの購入です。ちょっと見簡単に綺麗になるかなあって感じだったんですが、後始末で苦労しました。
レンズタイプ |
単焦点 |
開放F値 |
F3.5 |
フォーカス |
MF |
画角(35mm換算) |
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レンズ構成 |
3群4枚 |
対応マウント |
ペトリマウント |
絞り羽枚数 |
6枚 |
フィルター径 |
52mm |
焦点距離 |
135mm |
最大径×長さ |
59x89 mm |
最短撮影距離 |
1.5 m |
重量 |
371.3g |
最大撮影倍率 |
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発売 |
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まず、フードを外し50mm f1.8などと同じように化粧リング一体のフィルターブラケットを外します。

一枚目のレンズの押さえリングを外します。これはゴムで回りました。でもカニ目溝もあります。タコ棒で外したレンズとその奥のスペーサーリングです。

で次に出てきたのがびっくりのバカみたいに厚い合わせレンズです。このレンズの合わせ部分に星みたいに3点気泡みたいなのがあります。

このバカ厚いレンズが外れると6枚の絞り羽が見えます。いつものように開放にして向こう側のレンズ掃除をしておきます。そして実際後玉は外れませんでした。

後玉のスカートの部分にカニ目溝はあったんですが、なんてったって回らない。ほんの少しカニ目溝の周りがつぶれて変形しちゃったけど問題ないと思ってた・・・これが後で悲惨な事態に!ちょっと後玉を回そうとしたけど、回らなかったので、無理やり回そうとしたら、絞り連動のレバーやらピンやらまがってしまってやばいと思って爪をとめているネジ3本(1本は突起の)を外して爪といっしょに黒いマウント部分の部品を外しました。この外した部品に長いレバー的な部品が付いていて奥のほうのレバーに当たって絞り羽を動かすようになっていたんですが、これも曲がっていてこれらをまっすぐにしてちゃんと絞りが動作するように修理するのに時間がかかりました。結局後玉群は回らなくて困ったんだけど、後玉は一枚で前後から拭けば綺麗になってしまう事実を発見。綺麗になっちゃったんで組み戻して出来上がりーーって思ってフォーカスリングを回して最短撮影距離状態にして戻そうと思ったら戻らない。後玉のスカートとマウント部の黒い部品の内側筒部の内径の間の隙間が小さくてカニ目溝のつぶれた部分が引っかかってTELE側に動かなかった訳です。このことに気づくまでに、またまたかなり時間がかかっちゃって疲れちゃいました。やすりで少しカニ目溝の外側を面取りしてあげて問題解決です。一応傷がついた部分は黒く塗っておいてごまかしてます。でも良くレンズの構成がわかりました。前玉群は1枚目と2枚目の分厚い合わせレンズで、後玉は1枚だけ。3群4枚のかなり簡素なレンズ構成でした。

NEX-5 に自作アダプターを介してつけたところです。フードも付けました。PETRI 135mmって書いてあるのがフードです。

NEX-5 絞り開放F3.5 1/30秒 ISO-200 ちゃんと撮れますが135mmくらいになると手振れ補正が欲しかった・・・あんまりボケてないし・・・

上の写真の切り出し画像です。これは屋外でも撮って見なきゃです。分解清掃の途中で諦めかけたけど、使えるようになって良かったです。