C.C AUTO PETRI 55mm f2の記事の中ですでに紹介してますが、自作でPETRI-NEX マウントアダプターを製作したんで【沼】のひとつにあげときます。
爪が3箇所あってその内基準になる爪にカメラ側マウント面の穴に差し込む突起のあるペトリマウント。フランジバックは43.5mmらしいのですが、その基準面がこの突起のある面なのか、爪の裏側なのか今一歩わかりません。わからん具合はcanon FDマウントの基準面と同じでしょうか(笑)
市販のPETRI-NEX マウントアダプターは、ちょっと前までは、e-bayで海外ではPETRI-NEX マウントアダプターがあると記されているだけで、基本的には無いとされていたPETRIマウント用のアダプター。日本では需要もないから供給もないみたいな扱いでした。ネットやアマゾンで探しても無かったです。 でも最近になって「カメラ修理専門店:株式会社UCS」等で通販しているみたいですよね。7800円て書いてありました。赤いリングのやつは、安くはないですが、買えない価格でもないとこがミソでしょう。
少なくとも私が、アダプターを自作しようと思ったときは、市販品は手に入らない状況だったので、まずベースのアダプター選定です。良く使うミラーレスはNEXですから、NEX用のアダプターでPETRIマウントのフランジバック43.5mmより短いフランジバックを持つマウントはCanon FD(42mm)やコニカARマウント(40.5mm)くらいでしょうか。ミノルタSRマウントは43.5とPETRIマウントとフランジバックが同じで小細工し難いと判断して、コニカARマウント用アダプターをベースにしました。1300円台で安いし(笑)
ペトリのカメラ側マウントは壊れたペトリV6からの剥ぎ取りです。C.C AUTO PETRI 55mm f1.8がついてワンコインだったから、カメラのマウント部はただみたいなものです。V6のマウントはプラスネジ3本で外側からカメラ本体に取り付けられているので外し易いしアダプターにするのにも使いやすそうです。
最初、ただ単純にコニカARマウントアダプターにレンズにつけたペトリのカメラ側マウント部を乗せて写真を撮ると・・おお!略行けてるじゃないですか!フランジバック3mmの差はどこに行ったんでしょう?・・・ペトリのマウント部の厚さが2mmあったとしても残り1mm.まあアバウトな方なんで結果オーライです。
コニカのマウントアダプターのマウント面の内径が丁度ペトリマウントの3個の取り付け孔のP.C.Dと同じ位なので,こりゃ孔を開けたりネジ切ったりはできないと判断してネジが通るように溝をつけることにしました。ペトリの赤い丸が丁度コニカマウントの上にくるようにあわせてペンで孔の向こうのコニカマウント面に印をつけます。印の部分を100円ショップで買ってきたダイヤモンドヤスリで気長に削ります。で内径に3箇所(間違えた1箇所を除いて)の溝ができました。
もとのネジは短くてマウントをつなぐのには使えないので、M2のネジとナットを買ってきました。このネジとナットで挟むように取り付けようという作戦です。元々のネジは頭がすごく薄いものだったのでマウント面に出っ張らなかったんですが、使ったネジは少し頭が出っ張ります。
運よく、ペトリマウント部内径が壁状に延びているので締め付けたネジが内側に外れることもなさそうです。ナットはコニカアダプターの内径ぎりぎりというか当たってるので締め付けるとき、廻り止めになってナット側は押さえて無くても締め付けられます。ちょっとネジの頭がマウント面より出っ張ってますがこのままにします。
赤いマークも大体上に来てますし,KONICA-NEXをPETRI-NEXに変えれば買った市販品みたいじゃないですか(笑)試写してほんの僅かにオーバーインフ気味ですが、遠景にぴしっと合わせるのにはこの状態の方がやりやすいです。出来栄えには、すごく満足してますから2個目を作ろうかと思案中です。