たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第603沼】smc PENTAX-F 80-200mm F4.7-5.6 うーん駄作?

2016-12-29 22:21:35 | PENTAX

何処で入手したものか不明ですが前玉にかなり激しくカビがあります。

smc PENTAX-F 80-200mm F4.7-5.6
レンズタイプ  回転式ズーム 開放F値 F4.7-5.6
フォーカス  AF/MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 7群11枚 対応マウント Kマウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 49mm
焦点距離 80-200mm 最大径×長さ 65x99.5 mm
最短撮影距離 1.1m 重量 295 g
最大撮影倍率   発売  

AFレンズは分解し難いので、嫌なんですが分解してみます。

前玉のカバーは樹脂製で嵌ってるだけだと思うので細いマイナスドライバーを小さな溝に入れてこじて外します。

前玉は露出しましたが、外し方が分からないのでフォーカスリングのゴムを外します。

回転規制らしき金属板が見えたのではずしてみましたが・・・

効果なく。元に戻ってカニ目レンチで前玉の周りのリングを回したらなんとか外れました。

タコ棒で引いたら前玉が外れたので、裏側のカビをカビキラーで撃退し前玉は組み戻します。つづいて後玉の置くにも曇りがあったので後玉分解の手始めに黒い樹脂カバーを、マウント側面の小ネジ3本を外して取り外します。

後玉群は樹脂の塊になってますがその根元、奥の方で3本のネジでフランジを押さえられて固定されています。このネジは外さずに緩めるだけです。フランジの外周3箇所に欠きがあるので緩んで回せるようになった後玉群を指で回して欠きを緩めたネジの部分に持ってくれば後玉群が外せます。後玉群の奥の拭けるレンズ面の曇りだったのでこのまま拭いて綺麗になりました。

組み戻して出来上がりなので、試写してみます。

PENTAX K100D Super F/5.6 1/60秒 ISO-800 焦点距離200mm ピントが甘いのか、解像度が低いのか、台湾製のこのレンズは褒められた性能じゃないですね。

SONY α7Ⅱ F/4.7 1/60秒 ISO-200 焦点距離200mm フルサイズではこんな感じですが、ソフトフォーカスのレンズみたいな感じです。レンズの曇りが取れてなかったんでしょうか。この感じじゃ屋外で風景を撮っても、そこそこ以上には写らないんじゃないかな。

 


【第595沼】PENTAX Takumar 105mm F2.8 後期型

2016-10-19 20:56:30 | PENTAX

この個体もオークションで2016年10月3日に落札しました。外観がこれなので安かったです。

PENTAX Takumar 105mm F2.8 後期型
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.8
フォーカス  MF たっちゃん評価 ☆☆☆
レンズ構成 4群5枚 対応マウント M42マウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 49mm
焦点距離 105mm 最大径×長さ 56×63mm実測
最短撮影距離 1.2m 重量 257g実測
最大撮影倍率   発売 1958年

けど、ここまで使い込まれたレンズは人のぬくもりが残ってるような感じがあります。

化粧リングをゴムで外して、これまたゴムで前玉を回すとあっさり前玉群が外れました。外した前玉群です。擦り切れた外観の割には光学系が綺麗です。

わずかに後玉群の後と一番前のレンズの裏が曇ってるので掃除します。

Takumarシリーズですから後期型でもシンプルな連動機構のないマウント部です。絞り羽は8枚羽です。

この個体は以前紹介したTAKUMAR前期型と異なり黒色のプリセットタイプの絞りリングと黒色のマウント部を持っています。前期型のようなシルバーの部分はありません。一番後ろのレンズが合わせレンズに変わった4群5枚構成の後期型と思われます。見た目はこの個体の方が古そうに見えますけどね。

フォーカスリングの滑り止め加工部分は前期型がラウンドしていて深めだったのに対して後期型はフラットで浅いギザギザになっています。SONY α7Ⅱにつけて試写してみました。

SONY ILCE-7M2 1/60秒 ISO-200 カーレーサー姿のルパンもきっちり写ってますねぇ。

SONY ILCE-7M2 1/60秒 ISO-250  ヘリコイド付きのマウントアダプターで撮影したので接写効果が得られます。そりゃ長年の小キズやらでコントラストが落ちてますが、十分に良い質のオールドレンズが感じ取れます。古びてはいますが良い写りは健在です。

 


【第592沼】super-multi-coated Takumar 28mm F3.5 孔開けて分解です。

2016-10-06 20:04:15 | PENTAX

残念ながら入手時期入手経路は不明な個体です。分解できなくて諦めてた固体だったしね。前玉のレンズの裏にカビがあるんだけど、化粧リングが外せなくて掃除できなかった。

super-multi-coated Takumar 28mm F3.5
レンズタイプ  単焦点 開放F値 F3.5
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 7群7枚 対応マウント M42マウント
絞り羽枚数 5枚 フィルター径 49mm
焦点距離 28mm 最大径×長さ 58.5X41.5
最短撮影距離 0.4m 重量 212.4g
最大撮影倍率   発売 1971年頃

このままカビレンズにしておきたくないし・・・思い切って化粧リングに加工しちゃいました。化粧リングにドリルで孔開けたんです。

カニ目孔のようにドリルで孔を開けてカニ目レンチで回したら、ぐりっと外れました。これで回せなかったら実も蓋もないですから良かったです。化粧リングが外れるとゴムで簡単に前玉群全体で外せました。光学系全全体に綺麗でカビは一番前のレンズの裏だけです。

一番前のレンズ押さえは、固着材が塗ってあるのでエタノールで溶かしておきます。ゴムで押さえリングを回してレンズ裏のカビをカビキラーで駆逐して組み戻します。

完全オリジナルの状態ではなくなってしまいましたが・・・・復活です。

切替レバー裏の刻印は43872ですね。

SONY NEX-C3  にアダプターで取り付けて撮影してみます。フードは55mm用なんで合ってませんが付いてないよりいいかなってのと、傷つき防止にはなるんで付けてみました。

SONY NEX-C3 絞り開放f/3.5 1/100秒 ISO-200 開放でもシャープで良いです。特にsuper-multi-coated Takumarは色の載りがいいような気がします。

SONY NEX-C3  1/60秒 ISO-400 takumarはやっぱいいです。ただ綺麗に撮れるだけじゃない気がしますね。SMCの割りに逆光がフレア気味になりますが、掃除したとき曇りが取りきれてなかったのかな。

SONY NEX-C3  1/100秒 ISO-200 ちゃんと落ち着いてピントが合わせられる状況ならば、MFで十分ですね。スクーターはカメラを持って移動するのに便利です。

上の写真の切り出しですが、解像は十分だと思います。レザーシートのシボも再現できてますね。

SONY NEX-3 1/1250秒 ISO-1600 10月2日ツーリング先、キティーちゃんで売り出しているヘブンスそのはらにて。

SONY NEX-3 1/640秒 ISO-1600 10月2日ツーリング先、諏訪湖での撮影です。NEX-3の高感度は明らかにNEX-C3に対して劣りますねえ。

 


【第583沼】smc PENTAX-FA 28-80mm F3.5-4.7 フィルム時代の標準パワーズームレンズ

2016-08-07 16:40:14 | PENTAX

 

いつ購入したんだか記録が残ってないんですが、いつのまにか持ってました(笑)

smc PENTAX-FA 28-80mm F3.5-4.7
レンズタイプ  ズーム 開放F値 F3.5-4.7
フォーカス  AF/MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 8群8枚 対応マウント Kマウント
絞り羽枚数 8枚 フィルター径 58mm
焦点距離 28-80mm 最大径×長さ 71×83.5mm
最短撮影距離 0.4m 重量 380g
たっちゃん評価ヒョウカ ☆☆    

 

フィルムカメラ時代のZ-1,Z-10というモデル用標準レンズなんですが、パワーズームレンズです。フィルムカメラ時代のZ-1,Z-10というモデル用標準レンズなんですが、パワーズームレンズです。色々とパワーズーム関連の機能がついているようなんですが使い方も分からないし、だいたいパワーズーム自体いらない機能ですね。なんでこんあ機能つけたんでしょう?

 

パワーズーム駆動用の電気端子がマウント内側に2点ついています。この接点はPENTAXのデジタルカメラではK10Dから初めて装備されたんですが、主な目的はレンズ内超音波モーター対応で、パワーズームはあくまでもおまけですよね。たぶんデジタル用にはパワーズームレンズは造られてません。過去のレンズ資産もユーザーが使えるようにしてくれるPENTAXらしいところですが、パワーズームはやっぱりいらないです。K100Dsuperもからレンズ内超音波モーターには対応していましたが、パワーズーム対応はなしでパワーズーム対応はK10D以降の高級機だけです。マウントは金属製でしっかりしてますね。

 

レンズ名からはパワーズームってことはわかんないですね。シリアル番号はちょい安っぽいかな。

 

どうでもいいですが、ズームリングを手前に引くと通常のマニュアルによるズーム操作が出来るようになります。K10Dにつけて試写してみます。

PENTAX K10D 絞りF4.5 1/100秒 ISO-400 焦点距離80mm  そこそこ写ってますし、0.4mまで寄れるので便利ですがあくまでもそこそこですね。

PENTAX K10D 絞りF6.3 1/60秒 ISO-800 焦点距離38mm 中間距離も破綻はないです。

 


【第582沼 】smc PENTAX-F 35-105mm F4-5.6 分解掃除

2016-08-04 10:10:19 | PENTAX

 

岡部のフリマで、PENTAX SF7に付いてたのを400円で購入したものです。

この時代のフィルムカメラは今となってはどうしようもなく使えませんよね。というかかっこ悪いです。

smc PENTAX-F ZOOM 35-105mm F4-5.6
レンズタイプ  回転式ズーム 開放F値 F4-5.6
フォーカス  AF/MF たっちゃん評価 ☆☆☆☆
レンズ構成 12群14枚 対応マウント Kマウント
絞り羽枚数 5枚 フィルター径 58mm
焦点距離 35-105mm 最大径×長さ 72 x 70mm実測
最短撮影距離 0.25m 重量 338g実測

レンズはというと、前玉にも、奥の方にもカビや汚れがふんだんにあるようです。

 

 薄い黒いテープのようなものを剥がします。とって置いてもいいかなとは思いましたが、なにも書いてないし模様もないのでとりあえず無くてよしとしときます。シールを剥がすとリング状の樹脂に孔が開いているのと3本のネジが見えるのでネジを緩めてカニ目レンチで回すと外れます。

 

黒い樹脂のフィルターブラケットの部分がレンズ部分と外れて動くようになるので105mmの位置にして 伸ばしておいて全周2箇所にある爪を内側に押し込むようにして引くとフィルターブラケットが外れます。するとヘリコイドのストッパーも効かなくなるので前玉部分が回して外れます。

 

裏から見える面を掃除しましたが、前玉の裏にもカビがあるようなので、前玉を押さえているリングをカニ目レンチで外しタコ棒で外して裏側をカビキラーで清掃です。 

 

 奥のレンズにもカビがあったので綿棒とカビキラーで綺麗にしときます。本体側の奥のレンズも拭いておきます。前玉部分のヘリコイドを嵌めてフィルターブラケットの爪を本体側の欠きに合わせてはめ込んで位置を合わせてフィルターブラケットとレンズ部分を最初のリングを取り付けて固定します。

 

 だいたい綺麗になりました。後玉は最初から綺麗だったので終了です。

 

こんな形してますが写りの方は割りとしっかりしています。 マクロもついているのでそこそこの接写も可能なんです。

 PENTAX K-5 絞りF/8  1/2000秒 ISO-400 焦点距離35mm修理して組み戻す際ちょっと無限を出すのに苦労しちゃいましたが、なんとかなってますね。写りは非常に良いと思います。

 

 PENTAX K-5 絞りF/5.6  1/400秒 ISO-320 焦点距離105mm ちょっとコントラストが低いかなぁ。

 PENTAX K-5 絞りF/8  1/160秒 ISO-80 焦点距離105mm 

PENTAX K-5 絞りF/5.6  1/60秒 ISO-80 焦点距離105mm マクロ域での撮影です。