オークションで落札したものです。届いた状態はかなり汚れててレンズにカビもあったので分解掃除して綺麗にしてやりましょう。幸い絞りやピントリングは正常に動きます。
smc PENTAX-M 100mm F2.8 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F2.8 |
フォーカス | MF | たっちゃん評価 | |
レンズ構成 | 5群5枚 | 対応マウント | kマウント |
絞り羽枚数 | 6枚 | フィルター径 | 49mm |
焦点距離 | 100mm | 最大径×長さ | 62×55mm実測 |
最短撮影距離 | 1m | 重量 | 224g実側 |
最大撮影倍率 | 発売 | 1976年頃 |
フリマみたいに超安くはないですが、こういった中間的な焦点距離のレンズはなかなかフリマでは見かけないですからね。
後から覗くと、どうやら後玉群にウェット系のはっきりしたカビが見えたので後玉から分解することにします。マウント横の3本の小ネジを外して黒いカバーを外しておきます。
後玉群のスカートみたいな部分にカニ目溝があるのでカニ目ラジペンで回して外すと後玉群全体で外れました。
絞り羽直後のレンズにカビがあります。しかも内側です。押さえリングに溝があるので回して外します。
タコ棒でレンズを引き出します。かなりしっかりしたカビでしたが、カビキラーで綺麗になりました。
拭けるレンズは全部綺麗にして後玉群を組み戻します。
絞り部分の向こう側にカビが見えたのでいつものように開放にしてカビ取りしておきます。前玉が分解できるとは限りませんからね。後玉を元通り組み戻します。
前玉にも汚れが内側にあるようなので分解してみます。ゴムで化粧リングを回して外し、露出した前玉群をゴムで回したら前玉群全体が外れました。よくフィルターブラケットを小ネジ3本外して外すのをネットで見かけますがフィルターブラケットを外さなくても前玉は外せます。
前玉群の後のレンズです。ここにカビがあったんですが先に後ろ側からした清掃で十分きれいになってました。
ただ、最も前の大きなレンズの裏にもカビが僅かですがあったので押さえリングをゴムで回してタコ棒で外してみます。
裏側のカビや汚れを綺麗にして組み戻します。レンズ全体がすっきりしました。
汚れてたマウント部もエタノールで掃除して出来上がりです。使われて摺れた感じもあるし日焼けもしてますから元気に使われてたレンズですね。きっと。
前玉に僅かに傷がありますが光学系は納得できるレベルに直りました。PENTAX *ist Dにつけて室内撮影してみます。
PENTAX *ist D 絞り開放F2.8 1/125秒 ISO-200 最短撮影距離での画角です。うーん、PENTAXレンズについてはハードル上がってるせいか期待してたほどじゃないかなぁ。屋外でも撮影して見ないとわかりませんねぇ。
PENTAX *ist D 絞り開放F2.8 1/320秒 ISO-200 曇天での撮影ですが素姓の良さは感じます。でもびっくりするようなインパクトは正直ないですねえ。
PENTAX *ist D 絞り開放F2.8 1/160秒 ISO-200 *ist Dはやっぱり赤系の色が滲むような気がしますが良く写りますよやっぱり。
PENTAX *ist D 絞り開放F2.8 1/200秒 ISO-200 緑はきれいに出ますね。屋外でも撮影しての感想としてはTAKUMARのレンズ群の中では多少低めの評価になっちゃいますかね。