西大寺を有名にしている会陽(裸祭り)は,夜間,褌姿の大勢の男が集い,本堂の御福窓から
投げ入れられる宝木(しんぎ)を手に牛玉所大権現に参り,本堂西の四本柱をくぐり本堂に向かいます。
そして一着となった者がその年の福男になるというものです。
毎年2月第三土曜日に行われるもので,今年は来週の16日となります。
高祖堂・18世紀末の建築とされています。
西大寺を有名にしている会陽(裸祭り)は,夜間,褌姿の大勢の男が集い,本堂の御福窓から
投げ入れられる宝木(しんぎ)を手に牛玉所大権現に参り,本堂西の四本柱をくぐり本堂に向かいます。
そして一着となった者がその年の福男になるというものです。
毎年2月第三土曜日に行われるもので,今年は来週の16日となります。
高祖堂・18世紀末の建築とされています。
西大寺の起こりについて,寺伝によれば奈良時代の777年(宝亀8年)に堂宇が建立したとされています。
元々は犀の角を戴き鎮めた地に建立したことから、犀載寺と称したが後に改称したとされていて,
奈良の西大寺とは名の由来が大きく異なっていることが分かります。
本堂は江戸時代末期1863年(文久3年)の再建で,三重塔と共に県の重要文化財に指定されています。
西大寺は,地元岡山では観音院とも呼ばれ,中国観音霊場の第一番札所でもあります。
寺伝では奈良時代の創建とされています。
三重塔は,江戸時代初期1675年延宝6年に再建されたもので,県の重文に指定されています。
西大寺といえば,東大寺に対比される奈良市内にある寺院を思い浮かべますが,
岡山には日本三大奇祭「はだか祭り」で有名な西大寺があります。
岡山駅前からは相生,姫路方面に5駅,JR赤穂線下車徒歩10分ほどです。
備前市の真光寺は,行基により奈良時代739年(天平11年)に創建され,
その後,報恩大師が孝謙天皇の勅命により,
備前四十八箇寺の一つに加えたとされています。
本堂は1516年(永正13年)に修理増築されたもので,三重塔ともに国の重文に指定されています。
国道2号線を兵庫県相生市側から岡山県に入って少し進むと
ほんの一瞬ですが道からわずか右手に朱塗りの塔が見えます。
真光寺の三重塔です。
もう少し正確に位置を書くと,備前焼の里,JR伊部駅よりも一つ手前
JR西片上駅から国道沿いに徒歩5分ほどにあります。
塔は,室町時代中期に建造されたものといわれ,江戸時代初期の
1613年(慶長18年)牛窓町の蓮華頂寺にあったものを移築したとあります。
浄土寺の最後をかざるのは,裏山の中腹からみた薄暮の景色です。
境内から階段を登っていった先での撮影でしたが,上がって眺める人もなく
もったいない感じがしました。
境内のもっとも奥に本堂,阿弥陀堂と直角方向を正面として国宝の多宝塔があります。
鎌倉時代末期1328年(嘉暦3年)の建立です。
国内には六つの国宝指定の多宝塔がありますが,このブログではこれですべてUP
させていただいたことになります。