観音寺から財田川沿いの道を4.5km,約1時間かけてサクラや菜の花の咲くなかを歩くと
五重塔の相輪が見えてきます。
本山寺は平安時代初期の807年(大同2年),空海が平城天皇の勅願寺として開創したといわれています。
仁王門(国重文)は,室町時代中期の建立で,和様,唐様,天竺様の3様式の特徴を持つ珍しいものです。
本堂は鎌倉時代末期の1300年(正安2年)の再建で,純和様のなかに桟唐戸,虹梁上に大瓶束など
禅宗様を取り入れた造りとなっています。八十八箇所唯一の国宝指定を受けている本堂です。