南禅寺・三門

京都左京区にある南禅寺は，1300年（正安年間）頃，亀山法皇を開基とする日本最初の勅願禅寺です。その後，
1385年（至徳３年），足利義満により京都五山，鎌倉五山の上に別格として，日本の全ての禅寺のなかで最高格
式と位置付けされました。うっそうとした松林の中，そびえ立つ三門（重文）は，歌舞伎「楼門五三桐」の中の石川
五右衛門による「絶景かな絶景かな」との名セリフでも有名ですが，実際の三門は，1628年（寛永５年）築です。