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堂宇の光影

寺院建築の優美さ・秀麗さを追いかけています。
最近,更新に取材が追いつかず・・・
今しばらくお待ちください。

法起寺三重塔・満月夜

2011年10月04日 | 奈良
奈良斑鳩も法隆寺を始めとする古寺の閉門を過ぎると人影は殆どなくなり,夜は本当に静かな里となります。
法起寺の周辺は田畑が広がって,広告の照明灯など近くになく,ライトアップもないため,1300年前の夜と
と同じ姿を写し取ることができます。撮影したこの日は東大寺の万灯篭会の帰りで,ちょうど十五夜に重な
りました。これも管理人の最も好きな一枚となりました。
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薬師寺・遠景

2011年10月03日 | 奈良
薬師寺南門前の路をとおり,近鉄線の踏切をわたってさらに進むと,道は大池のほとりに出ます。そこから奈良
医療センター側に回りこむと,薬師寺を池越しに眺めることができるスポットがあります。
夜間は,若草山をバックに1300年を超える東塔と近年蘇った金堂,西塔とが幽玄の世界を見せてくれます。
東塔が解体修理のため,向こう10年ほどこの姿を収めることができないのは正直辛い感じです。
管理人の短い関西勤めの中で最も多く足を運び,撮り続けた場所で,はるかに東大寺大仏殿のライトアップが
写り込む最も「懐かしい」お気に入りの1枚です。ちょっと思い入れのある今日にアップさせてもらいました。

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東大寺南大門・夜景

2011年10月01日 | 奈良
東大寺南大門に至る参道も,日中は,修学旅行の学生や左右に並ぶお土産店を覗く人たちで賑やかですが,
夜は,それとはまったく異なる風景を見せてくれます。天竺様と呼ばれる南大門の大胆かつ精巧な組上げや,
運慶,快慶による仁王像の色濃い陰影をみるにはライトアップされた姿が最適です。
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東大寺・夜景

2011年09月25日 | 奈良
東大寺大仏殿周辺は,日中は平日休日を問わず,参拝,観光の人がひっきりなしですが,夜も
9時を過ぎると,人影もほとんどなく,本当に静かな空間を味わうことができます。
回廊の外から大仏殿を眺めるとき,鏡池越しが最もバランスよく美しいといわれますが,ライト
アップという現代の表現方法によってまた,新たな東大寺の魅力を見せてくれています。
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興福寺・遠景

2011年09月24日 | 奈良
サイト「古寺名刹・堂塔の風景」にまとめ掲げた写真の中から,これまでの履歴を振り返ってみたいと思います。
まずは,奈良・興福寺の遠景です。よく撮られるスポットは猿沢池側からですが,奈良ホテル近くの荒池に展望
スポットがあって,特に夕暮れの五重塔は池に映る姿も美しいです。サイトの表紙にしたこの1枚は,私が堂塔
撮影にはまるきっかけともなったものです。
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室生寺・五重塔

2010年10月28日 | 奈良
室生寺は,奈良盆地の東方,宇陀室生山麓にあります。女人禁制だった高野山に対し,女性の参詣が許されていたこと
から「女人高野」の別名でも知られています。五重塔は,800年頃の建立で,屋外にある木造五重塔としては,法隆寺
に次いで古く,また,国宝・重要文化財指定の木造五重塔で屋外にあるものとしては日本最小です。

昨日★一ついただきました。明日からは京都の古塔に移ってみたいと思います。ゲストさんありがとうございました。
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朝護孫子寺・多宝塔

2010年10月27日 | 奈良
奈良県生駒郡平群町信貴山にある朝護孫子寺は,伝承によれば聖徳太子が,物部守屋討伐の際,信貴山上で勝利を
祈願し,戦勝の後594年(推古2年)「信ずべき貴ぶべき山」として毘沙門天を祀ったことが起源とされています。
その後,902年(延喜2年)に醍醐天皇が「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の祈願寺としたことから「朝護孫子寺」
の勅号を賜ったとあります。国宝「信貴山縁起絵巻」は,平安時代後期のものとされ,日本の絵巻物の代表作で,
説話は「宇治拾遺物語」,「今昔物語」にも収録されていいます。

昨日★一ついただきました。百済寺は天王町駅からさほど遠くない場所にあるのですが,周囲に案内などもなく,
探して行くのに苦労しました。ゲストさんありがとうございました。
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百済寺・三重塔

2010年10月26日 | 奈良
奈良県広陵町にある百済寺(くだらじ)は,639年(舒明天皇11年),国家的事業として巨大な九重塔が建てられた
ことに始まるとされ,南都七大寺の一つある百済大寺(大安寺の前身)がこの地にあったのではないかと言われてき
たものです。近年の発掘調査でその可能性は否定されつつありますが,小さな境内には鎌倉時代建立の重文の三重塔
のほか昨日Upした談山神社の本殿を移築した本堂があります。
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談山神社・十三重塔

2010年10月25日 | 奈良
談山神社は,奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にあります。寺伝によれば,678年(天武天皇7年),藤原鎌足の
長男である僧の定恵が,唐からの帰国後,父の墓を摂津安威からこの地に移し、十三重塔を造立したのが発祥とされ
ます。明治の神仏分離以前は,多武峯寺又は多武峯妙楽寺という寺院でした。現存の塔は1532年(享禄5年)の再建
で,木造十三重塔としては、世界唯一のものです。
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當麻寺(当麻寺)・三重塔

2010年10月24日 | 奈良
奈良県葛城市の二上山にある當麻寺(たいまでら)は,薬師寺式に似た伽藍配置を持ち,奈良・平安時代に建立された
東西2基の三重塔が現存する唯一の寺院です。開基は,612年(推古天皇20年),聖徳太子の異母弟・麻呂古王との説が
あり7世紀末に移築されたようです。中将姫伝説による当麻曼荼羅が有名な寺院ですが,古塔の愛好家の間ではこの2塔
の並ぶ風景を訪ねることが一つの悲願になっています。

昨日は★二ついただきました。斑鳩の地を訪れると法隆寺,法起寺,法輪寺と回りがちですが,吉田寺の小振りながら均
整の取れた多宝塔にも是非触れていただきたいと思います。ゲストさんありがとうございました。
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