中学1年の少女の殺害から、同じ1年の男子生徒の殺害まで全くよくわからない犯罪が目立ちます。
それ以外でも女性が理不尽な被害者になっているケースが多いように思えます。日本の社会が何処か病んでいる証拠ではないでしょうか。
そんな気分の時今日[8月22日]の毎日新聞で気になる記事を見つけました。
それは、米国の景気予測に関する記事で、寄稿者は中央大学の宮本太郎先生でした。その記事によると、米国の受刑者数は230万人で、全世界の受刑者の4分の1にあたるそうで、米国の成人の3分の1に当たるそうです。大多数が黒人ではないかと想像していますが、、背景に貧困があると思います。刑務所の維持・運営にかかるコストが520億ドルで、これは米国が高等教育に支出している金額を上回っているというのです。
ここに、アメリカが抱えている問題の根深さがあり、世界のリーダーたりえない、お粗末さがみえます、もうそろそろ教育界も経済界もアメリカの真似をすることをやめないと日本は取り返しのつかない事態に陥りそうです。
ちなみに、日本の受刑者数は6万人を切って年々減少傾向にある中、増加傾向にあるのが、高齢者の犯罪で、最近の20年で約5倍に増加、罪状は万引きだそうです。正に高齢化、貧困化が目に見えてきました。高齢者の生活困窮による万引きで累犯傾向も強いといいます。正に大きな政治課題だと思えますが我が国の政治家は大丈夫でしょうか?心もとないかぎりです。
景気刺激と云う名目で土木建築業界へ注ぎ込んだ赤字国債がかれこれ1000兆円、これは景気回復による税収増で返済できるという話でしたが、そうなりませんでした。そして、その責任を取った人も聞いていません。堂々と選挙で当選してこられる見事さ、絶望的有権者というべきでしょうか。若い人たちに赤字国債だけを残して私たち老人は去っていきますが、どうかよろしくお願いいたします。