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業務停止:中央青山監査法人が業務停止処分?(追記アリ)

2006-05-09 | オボエガキ
朝出かける前に飛び込んできたニュースにびっくりしています!

中央青山監査法人:全業務停止の処分へ 金融庁が検討(毎日新聞)
金融庁、中央青山の一部業務停止命令へ・カネボウ粉飾で (日本経済新聞)

カネボウの粉飾決算事件に絡んでの処分だそうですが、もし「監査法人全体の業務停止処分」となれば、停止中は受任している全ての会計監査契約を解除しなければならず、実質的には「解散命令」に限りなく近い状態になってしまいます。

一部停止か全部停止かどうなるか分かりませんが、今後のニュースに要注目です。

【追記06.05.09 - 23:30】
どうやら「法定監査業務の停止を含む一部業務停止」という報道が出ているようです。
<会計士監査審>中央青山監査法人への業務停止処分を承認
報道ベースなので状況が確定しないのですが、もしこのまま決まった場合にはあまりにも大きな影響が出ると思います。

個人的に疑問を感じているのは、今回の処分がそもそも「有効」といえるものなのかどうなのか?という点です、そもそも、今回の処分の際に念頭に置かれている(と思われる「監査法人に対する処分のガイドライン」はカネボウ事件を契機としてつくられたものであり、これに沿ってカネボウ事件についての処分に適用できるのかどうなのか?」という点です。もしこれが認められるなら「行政による『後付け』」がいくらでも出来てしまうことになり、大変な状態となる危惧を感じざるを得ません。(これは今回の「量刑」が妥当かどうかということにも関連するとは思います。)

また、業務停止期間中に契約を解除しなければならないような論調が見られますが、もしそうしなければならないとすれば、その法的な論拠がどこにあるのか知りたいところです。

今回の事件については、
ふぉーりんあとにーの憂鬱法務の国のろじゃあでも詳しく取り上げていますので、こちらもあわせてご覧頂くことをおススメいたします。

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