熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

渡航前に能楽をみる

2008年09月14日 11時37分42秒 | 出国前の日本での準備
大槻能楽堂に 能を観に行きました。
「こどもと楽しむ能・狂言」という企画で 出し物は「船弁慶」
子連れでは行きにくい能を遠慮なく楽しむことができました。



イメージ 1
 

「船弁慶」
大物の浜へ 頼朝から逃れてきた義経の話。
弁慶の進言により、恋人の静を都に帰すことにした義経。
静は、涙ながらに別れの舞を舞います。
船出の時、凪いでいた海が にわかに荒れ始め、平家の怨霊が長刀で襲いかかります。
義経は、立ち向かい、弁慶は呪文を唱え 霊を退散させました。

イメージ 2
 



上演前に、能の説明、謡いの体験、能装束の着付け披露 が、ありました。


体験した謡いは、船弁慶の一説で、怨霊との戦いの場面でした。
呪文に 私の好きな不動明王が出て 嬉しかったです(笑)


能装束着付け披露は、羽衣 でした。
能装束は 美しい。
着付けは、独特で 針と糸で止めるのを 初めて知りました。
いやはや 装束は 芸術です。 魅了されました。



過日みた 文楽・八百屋お七は、心情が理解できなかった少年でしたが、
今回は 楽しめたようです。



静の舞
別れの哀しみが深い

怨霊との戦い
見せ場でした。


大阪城・難波宮の秋でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私は 舞台・芝居が 大好きです。
絵や音楽・・そして舞台芸術。

演じ手と観客の 想念のやり取り
まだ 息子には 届かないところがあるかもしれません。
しかし、芝居で 人生が豊かになることを
     芝居で 生きる力をもらうことを
少しでも 感じてほしいと思います。

近松は 早いかもしれませんが 現代の日本人が忘れている
人の心のひだ  息子達には ぜひ 知ってほしいです。
大切だと 思うのです・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする