仏教のマハ寺院です。
ブリックフィールドにあります。
1898年8月にできた仏教寺院で 創建当時は レンガ造りであったようです。
ブリックフィールドは 良質の粘土が取れたためレンガ生産地でした。
地名も そのままですね。 Brick は 瓦やレンガのことです。
現在でも マレーシアの建築物に レンガは多用されていますが 使用料は減っています。
1800年代は レンガで 建物が造られていました。
地震がなく 熱帯の暑い国では レンガは とてもよかったのでしょう。
このブリックフィールドには 英国統治時代 クアラルンプールの開発のために
南インドやスリランカ セイロンから 多くの移民を連れてこられました。
その労働者のために イギリスが 植民地統治のために 移民の仏教信仰のため
このお寺を提供したのです
南インドは ヒンズー教 仏教 イスラム教の信者が いました。
ブリックフィールドには ビンズー寺院 仏教寺院 キリスト教の教会 モスクが ありますが
多くの移民のための寺院なのです。
正式名称は Maha Vihara Buddhist Temple 仏教マハ寺院ですが 通称は ブリックフィールドの仏教寺院で 現在も 多くの信者の厚い信仰を集めています
ディパバリ 中秋祭 とくに ウゥサックデイ(お釈迦様の誕生日)のお祭りは有名で
光のお寺として 山車やお燈明 お祭りで にぎわいます。
このお寺は 高名な僧によって 活発な活動があり 今でも ボランティア チャリティ 布教 塾など があります。
上の写真は このお寺のウエサックデー(釈迦の誕生日)です。
私は行った事がないのですが 盛大です(写真は ネットよりお借りました)
http://buddhistmahavihara.com/
仏教マハ寺院
123 Jalan Berhala, Brickfields
50470 Kuala Lumpur, Malaysia .
Tel: +60-3-2274 1141 Fax: +60-3-2273 2570
E-Mail: info @ buddhistmahavihara.com
思った以上に 広いお寺でした。
訪問した日は マレーシアでも特別に暑い日でした。
平日でしたが 信者の方々は 熱心にお祈り。
とにかく 立派なお寺です。
日本とマレーシアの仏教は 種類が違います。
大乗と小乗。
日本人には ちょっと なじみにくいお寺ですが お釈迦さまにあうと ほっとします
暑いうえに このあたりで お茶をするところも 見当たりません
この周辺は とても治安が悪いので ご注意ください
中国仏教のお寺としては 天后宮がありますが そことは 違う インド仏教のお寺。
寺好きなので 行きました。
この周辺は 女性の徒歩は難しく 治安が悪いので お気をつけてどうぞ。
インド本国は 今 経済発展がめざましく それとともに 世界の中で 身直されています。
マレーシアでは 富裕層 知識層にインド系が多い反面 貧困層にインド系が多いのも現実です。
マレーシアは インド本国の経済発展から インドとの経済交流のため インドとの関係に注目しています。
ブリックフィールドは 治安が悪く あまりきれいとは言えない地域でしたが
再開発で きれいになりつつあります。
メイン通りの改築には インドの首相が オープン セレモニーにやってきたほどで
マレーシアが インド系の人を 大切にすることを 評価しました。
ブリックフィールドの目の前は KLセントラル駅です。
ここも 今 再開発中で 完成すれば KLCCに匹敵する規模になるそうです。
私は それを 見ることなく 出国するのですが
KLセントラル駅が 町の中心になることは とても 良いことだと思います。
KLセントラル駅がきれいになるのなら 目の前のブリックフィールドも かならず 生まれ変わることでしょう。
これから ブリックフィールドは 整備され 安全できれいな街になると思います・・・私の予測では。
ブリックフィールドは クアラルンプール発祥のときから 大切な位置にあり 歴史ある街です。
貧困層のインド系が住んでいるがために 取り残されてきました。
ここが 安全になることは 良いことですが
古い街並みは まるで 日本の古い町の空気に似ていて どこかに温かいものを感じます。
町が古くて汚いのは 私たち日本人も 昔 見て来た風景です。
でこぼこ道も みずたまりも 汚くても それが ひとのぬくもりに思える時代がありました。
町の片隅の 小さな祠や神棚
廃仏毀釈で 日本のちいさなお社は 消えて行きました
ブリックフィールドには 今も まだ 小さな祠や 樹のお社があります。
町がきれいになるとき これらは きっと なくなるでしょう。
クアラルンプールは また 近代的な きれいな街に なっていきます。
ちょっと 哀しい気もします