こんにちは。
前回更新からは
“未内定の4年生”を応援する体制にシフトしてます。
もちろん3年生や社会人であっても
就活の工夫、仕事の工夫ということで読み取ってください。
いきますぞ。
■IKEAの戦略
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日本に店を構えて5年。すでに大塚家具を抜き去り業界2位の座にいるスウェーデンの家具店、イケア。この夏、イケアジャパンがわずか3畳の空間に収納機能を高めた家具を配した展示会が話題になった。
家具売り場は広い空間に余裕を持たせるように家具を配置するのが一般的だが、イケア・ジャパンはこの秋からあえて狭い生活空間を売り場で作り、収納を重視した家具類を置き始めている。
日本市場の深堀りを進め鉱脈を見つける外資系。彼らの目には日本はまだジパング(黄金の国)に見える。
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日本経済新聞2011年10月24日記事から抜粋。
イケアが日本に進出する前、大塚家具のショールームに
複数の大学就職指導担当者とお邪魔して
人事部の人から話を伺ったことがあります。
印象的だったのは
“大塚家具のライバルはどこですか?”
という質問をしたら
“ライバルは同業他社ではありません”
“あえていえば旅行会社とのサービス競争です”
→
「今、お客様が家具にお金を使おうとするタイミングは」
「旅行にお金を使うか、それとも家具を購入しようか?」
という使い道の選択で、サービス合戦なのだ(当時の話)
ということが印象的でした。
■狭い空間を使うという発想の発見
いまや大塚家具はIKEAをライバル視せざるおえない状況です。
そしてIKEAの
「狭い空間を有効に使うサービス発想の発見」が
就活でも武器になっていくと思いました。
物理的な狭さをどう克服するか?
いろんな工夫があると思います。
★鏡の効果★
以前tarebonが勤めていた住宅設備機器の会社で
ショールーム勤務のインテリアデザイナーの女性から
“狭い部屋を広く見せる工夫があるよ”と教わりました。
「鏡を使うことで、空間を広々と見せることができるよ」
狭いはずの店舗でも、壁面に鏡を使うことで
広々と見える工夫ができるということです。
■自分を「鏡」で大きく見せよう
比喩的なポイントレッスンになりますが
応募ESの文章に、いろんな「鏡」を配置して
自分を広く、大きく見せる工夫をすることだけでも
ずいぶん即効性があるんですよ。
応募先には大きく、広く見える。
あくまで応募先の採用担当者にはそう見える。
応募者はもちろんウソはついていないですよ。
ただ文章に「鏡」を配置すればいいんだ。
■鏡→“想像力の余地”を残そう
個別事例はどうしても応募書類の添削中心になるので
書きずらいんですが、ネガティブ表現は全部排除して
“自分はきっと「御社の役に立つ」可能性があります”
という
“「」の中の視点”を欠かさないことだと思うよ。
★★想像力の工夫の鏡★★
相手の想像力にうったえて
この応募者と会って見たいという想像力・興味を
会社の人に持ってもらおう。
「相手から自分に向けられるであろう視点をESにきちんと加える」
という意味でも“鏡”という表現があてはまると思うんだ。
IKEAの狭さを生かす販売戦略から
こんな話になりましたが
いろん話題から、自分に当てはまるものを学んでいきましょ★
ではまた。
画像:池袋で発見した等身大リラックマ
想像していたよりも大きいクマでした。
日本企業も見習って欲しいですね。
かっての大塚家具が注目した「顧客サービス重視」ももちろん大切なポイントなのですが
サービスの先にあるニーズの深堀りという部分は外資系のほうが鋭いなぁと思います。
ということで狭さを生かして武器にしてみよう。
学歴や能力で狭さを感じるようなら「広がりを見せるような収納や鏡に相当する工夫」をしてみよう。
応援するね★★
連敗の就活生のESの特徴は「独りよがり」なんですよ。
応募先の会社から見た視点が抜けていて
「自分を活かせる」「自分が磨かれる」「能力を伸ばしたい」という「自分視点」が多いんだよね。
自分を鏡で見るような視点が少ないんだ。
スタンダードな書き方ですが「志望先にとってどのように自分が役に立つのか」という“鏡の視点”を入れてみよう。
これからはじめてESを書く3年生にとっても同じことだよ。覚えておこう★★
がんばってねー!