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就活ではなく時事問題を聞かれたら■イスラム国の人質事件■

2015-02-01 22:18:37 | 日記
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■前回更新記事のまとめ

リアルタイムの時事問題について

「就活で時事問題を聞かれたらどう答えたらいいのか?」

を考えて


“就職活動に関する限り、(時事問題についての)持論を
「自分の採用に結びつけるための適切な表現」にアレンジする知恵も必要”

と書きました。



前回はあくまで
“就活の採用場面に限定して時事問題を聞かれた場合の一般的なテクニック”ですから


いろいろな時事問題について日頃から「自分の意見」を持っておくことは
将来の人生を歩む上で、仕事の判断力を鍛える上でも大切なことだと考えています。


■悲劇の教訓


イスラム国による人質事件で犠牲になった日本人
湯川遥菜さん、後藤健二さんのご冥福を祈りながら

我々の生き方に照らし合わせて
教訓を掴み取りたいと思います。



★★★定期更新は★★★

原則週2回(木・日)+増刊で予定です。
2015年スタート

★★★☆☆☆☆★★☆☆


■1997年ペルー日本大使公邸事件の教訓から

1997年に起きたペルー日本大使公邸・人質事件から10年目の2007年に発行された雑誌の特集記事を見つけたので紹介いたします。


※※※※※


人質の生命を危険に晒して自らの政治的要求を押し通そうとした「テロリスト」に屈することなく、最後まで毅然とした態度を取り続けた(ペルーの)フジモリ大統領は、欧米各国の政府から好意的に評価された。


それは、この種の犯罪行為で犯人側との「対等の交渉」を行うことは、今直面している事態の一時的な解決策にはなっても、長期的に見れば新たな同種の犯罪を誘発する呼び水となりかねず、それゆえ「将来の長期的平和」のためには、交渉ではなく「武力行使」による問題解決が大きな効果を持つというものであった。


事実、政治的要求を伴うハイジャック事件に対して、これらの国々が断固とした姿勢で対処し、特殊部隊による強行突入などの手法をとり続けた結果、犯人側はもはやハイジャックという方法論は政治的効果という点で「割に合わない」と判断し、同種の事件の発生件数は急速に減少していったのである。


※※※※※
歴史群像2007.4 学研より



「この種の犯罪行為で犯人側との「対等の交渉」を行うことは、今直面している事態の一時的な解決策にはなっても、長期的に見れば新たな同種の犯罪を誘発する」

という考え方が


「テロリストの要求には屈しない」という欧米諸国の判断の根拠になっているようです。




■1980年トルコ軍事政権の教訓から


国内のテロを一掃したトルコの教訓も紹介しますね。


※※※※※

1970年代末のトルコの例を考えてみよう。当時、この国では前代未聞のテロの嵐が吹き荒れていた。推計によると、その狂気が最高潮に達した時期には、十分かそこらにひとりの人間がテロリストの犠牲になったという。


複数政党による脆弱な民主主義 ー 七年間に九回も少数与党政権が交代した ー ではこの事態に対処できず、ついに1980年秋、軍部が全権を掌握する。以後、二年間に四万三千人がテロリズムの罪で逮捕され、七十三万四千挺の銃が押収された。


トルコ市民にとって、殺人が日常茶飯事となる前に国の指導者たちがテロリズムに厳しい措置をとってさえいれば、罪もない数万人の命が助かり、民主主義も命脈を保ち、軍事独裁の必要もなかったはずだ。


・・・(中略)・・・


手荒い統制措置が功を奏して、テロリズムは一掃された。そればかりでなく、軍部はみずからの監督下で1983年末に自由選挙を実施し、のちに同国最高の名宰相のひとりとなるトルグト・オザルに政権を譲り渡したのである。

※※※※※
M・A・レディーン/渡部昇一訳「何が一番「効果的」か」三笠書房から
(MACHIAVELLI  ON  MODERN  LEADERSHIP 1999)



テロリズムに対処してきた各国の歴史の教訓を調べていくと

いろいろと考えるヒントが見つかると思います。


こういう作業を通して「自分の意見」を組み立てるといいかもしれません。







~毅然とした態度を貫くこと~


ところで今回のブログ記事に使用した画像は

大学時代、ゼミの教授の研究室の壁に貼ってあったものです。
「サムエルの祈り」

The Infant Samuel
By Sir Joshua Reynolds, P.R.A. (1723-1792)
In the National Gallery, London


教授は普段は温厚で、とても穏やかな先生でした。

ところがある日ゼミの研究発表で同級生が「世の中はお金がすべてです」
と言ったとたん

「それは・・やはり違うと思うのです」

と静かな口調で、しかし毅然とした態度で語りはじめ

その迫力に飲まれて教室の空気が一変したことがあります。




tarebonはその時に教授から
「毅然とした態度を見せることの大切さ」を学んだような気がしました。


サムエルの祈りの絵は、その教授の記憶とセットになった研究室の絵ですが
今回は
特定の宗教を超えた普遍的な「祈りの象徴」として眺めてみようと思います。


犠牲者への哀悼、テロリストへの怒り、悪を許さないという誓い

そして中東平和への願いをこめて。

2015.2.1





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