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就職留年はリスクを念頭に!◆消えない履歴の傷跡から

2010-03-17 11:23:01 | 日記
こんにちは。

就職内定が得られずに、留年して次年度の
新卒採用にチャレンジする
「就職留年」を認める大学が増えてきました。

しかたがない部分もあることは認めます。

それでもやはり書いておきたいのが
現実社会では
「消えない履歴の傷跡」
はリスクがあるということです。


◆採用応募の機械的な基準値


求職応募者の履歴書で、一般的に
入学年と卒業年に乖離があれば

「留年」

と判断してその次に

「留年の理由」

を確認します。


つまり書類選考上の最初の判断基準から
イレギュラー扱いになってしまいます。


受験でたとえれば

一生懸命に試験勉強してきたのなら
試験の成績で合否決定であれば
とにかく結果を納得できるでしょう。

しかし解答欄の記入ミスや受験票の紛失
といった
本人の直接の努力と関係のない部分で
合否決定であれば納得は難しいでしょう。



◆つけなくてもよかった傷


学習履歴というものは
本来定められた期間で終了していないと
その履歴自体は修復がききません。


どんなに理由を説明しようが
「留年」=「通常の規定外」
というレッテルでみなされる社会では

無用な履歴の傷

はカウンターパンチのようにじわじわと
キャリアの足かせになっていくことも
多いかと思います。


ここでいう留年履歴の傷というのは
あくまで客観的な社会評価の現実ということです。

海外留学や病気療養といった正当な留年を全否定
するものではありません。
学業不振もある意味正当な理由でしょう。


私のブログの視点は
目先の就職活動だけの基準から留年判断をしてしまうと
長期的なキャリアプランでのハンデが大きいものだ
という部分にあります。



どんなかたちであっても
つけなくても良かった
イレギュラー(履歴の傷)は残さずに

それこそ本当にフェアな
努力・能力・個性の力で
大企業ばかりではない他の求人で
まず社会に飛び出してみる
勇気をお勧めします。


注)
以前のブログで
大企業に就職したいという学生の気持ちそのものは否定しない
と書いたことがあります。
(mixiだったような記憶もあります)

今日の意見は
大企業へのチャレンジ精神はいいけど、それが唯一の選択肢ではない
ということです。


◆経歴をみがいて輝かす方法とは


経歴が無傷なのが全部いいかといえば、またそれも極論なので
もちろん逆転もおおいに可能なのが人生です

ここで重要になると思うのが
自分自身の歩みに「悔いのない決断」をすることでしょう。


経歴の傷ということを強調したのは
たとえば留年して就職を再チャレンジして
見事採用になったとしましょう。

しかしその会社が倒産したり、自身がリストラされたり
あるいは自分チャレンジで転職・再就職しようとしたときに

履歴の傷が無用な足かせとなって思うような転職・再就職
ができなくなる「悔しさ」は
その段階ではもういくら悔やんでも仕方がなくなります。


だから先を見据えた判断・決断は大切かもしれません。
このような考え方なのです。

企業就職のその先に
「自分はどうなって、どうしたいのか?」
まで考えてみませんか。


これをイメージできたなら少なくとも
今の就活の苦しさは、なりたい自分に向かう途中の
「耐えられる苦しさ」になると思います。



ではまた