天神中洲放浪記.Fin

いつものことだがそれから記憶が
定かではない。
行きつけのバーでクダを巻いていた
気もする、、


気がつけば拙宅のベッドだった。
異常に喉が渇き、
死ぬほど咳き込んだあと
傍らに脱ぎ捨てられた着衣を
死んだ魚の目で見つめる
哀しき爺でござった。

天神中洲放浪記26

二次会は天神のカラオケボックスだそうな。

拙者は千鳥足のコントお手本のような状態で
中洲から天神へ歩を進めた、、、気がする、、

それでもGRで人の背中を流し撮り
していたようだ。

「春には希望が写り
　夏には色気が写り
　秋には寂しさが写り
　冬には人の背中に人生が写る」
……ハービー山口先生もおっしゃっていた
じゃあ〜りませんか、、

天神中洲放浪記25

「芋郎！二次会行こう！さあ、昔のように
　歌って踊ってくれたまえ！」
……耳元で先輩がシャウトしているようだ、、

パトラッシュ、、
僕はもう呑み疲れたよ、、、
なんだかとても眠いんだ、、、