2004年、神山征二郎監督作品。
明治時代。政府が欧米列強に対抗するべく、性急な富国強兵政策を推し進める陰で、多くの農民が生活の基盤を失い、困窮していた。
そんな中、秩父の生糸農家が団結し「困民党」を結成、世直しを求め武装蜂起した…というお話。
日本史の教科書にチラッと出てくる「秩父事件」。
国家の強硬な近代化政策の影に隠された民衆の叫びを正面から描いた、
日本近代史に一石を投じる、意義深い作品です。
もちろん農民の軍ですから、正規の軍隊の武力の前にあっけなく破れてしまうわけですが、
敗北覚悟で、それでも行動せずにいられなかった困民党指導者らの生きざまが印象的でした。
ただ、教科書をそのまま映像化したかのような超真面目な作風なので、普通にエンタメ時代劇と思って見ると確実に気絶しますね。
私は2回、寝オチしました…
そんなお堅い本作、唯一の笑いどころは、序盤と終盤に出てくる、
「明らかにやり過ぎな緒形直人の老けメイク」でしょうか。
レビューを見ると批判的な意見が多かったけれど、
現場の人たちはすごく楽しんでやってたのではないか、と勝手に想像しています(笑)
明治時代。政府が欧米列強に対抗するべく、性急な富国強兵政策を推し進める陰で、多くの農民が生活の基盤を失い、困窮していた。
そんな中、秩父の生糸農家が団結し「困民党」を結成、世直しを求め武装蜂起した…というお話。
日本史の教科書にチラッと出てくる「秩父事件」。
国家の強硬な近代化政策の影に隠された民衆の叫びを正面から描いた、
日本近代史に一石を投じる、意義深い作品です。
もちろん農民の軍ですから、正規の軍隊の武力の前にあっけなく破れてしまうわけですが、
敗北覚悟で、それでも行動せずにいられなかった困民党指導者らの生きざまが印象的でした。
ただ、教科書をそのまま映像化したかのような超真面目な作風なので、普通にエンタメ時代劇と思って見ると確実に気絶しますね。
私は2回、寝オチしました…
そんなお堅い本作、唯一の笑いどころは、序盤と終盤に出てくる、
「明らかにやり過ぎな緒形直人の老けメイク」でしょうか。
レビューを見ると批判的な意見が多かったけれど、
現場の人たちはすごく楽しんでやってたのではないか、と勝手に想像しています(笑)