蒼生

風のふくまま気の向くまま自然にまかせて生きたいねえ

昔話の紙芝居

2006-05-09 21:22:45 | Weblog
仕事で知り合った友人が新庄町に住んでいる。最近流行の(?)町村合併で當麻町と一緒になって葛城市になったが、彼女はその図書館で働いている。もともとは漫画家。でも、イラストや水墨画、HPを見ると編み物もするらしい。根っからの制作者なんだろう。彼女とは不思議な縁で、学生時代は今私が住んでいる地域に住んでいて、昔のこの辺りのことをよく知っているらしい。旦那の弟と同じ頃に同じ中学校に通っていたみたい。
その彼女が何年か前から地元のお話会の人たちと紙芝居を作っているという話を聞いていた。地元の話を地元で子供たちに残すための一つの手段として。
まあ、昔話というのはあちこちに似たような話がいっぱいあるので、ほんとうにオリジナルの話というのは実はあまりない。浦島太郎や羽衣伝説なんて日本どころか、アジアのあちこちに同じような話が残っている。どこが発祥か、もしくは同時発生的に同じような話が出来たのかはわからないという。もともと昔話は最初から完成した話があったのではなく、人から人へ伝えられていくうちに完成度を高めていくもの。より面白い話が残っている地方というのは、語りが多かった、またうまい語り手がいたという証し。というのも、昔話は文字にした時点でその発展を止めてしまうものだから。
今現在、発展していく昔話はもうないだろう。時折、子供たちの間でお化けや呪いの話(ちょっと前の口さけ女みたいな)が広まることがあるが、あれが今でいう昔話なんだろうか。どんどん話に尾ひれがついたり変わっていくことが面白さでもあるんだろう。
友人が作った紙芝居が図書館のHで紹介されている。(HPもその友人が作っているみたいだが)結構面白いので、見てみて!
葛城市図書館