原題:『Hamilton:Men inte om det gäller din dotter』
監督:トビアス・ファルク
脚本:ステファン・ツンベルク
撮影:ヤーン・ヨーナウス
出演:ミカエル・バーシュブラント/サバ・ムバラク/フリーダ・ハルグレン
2012年/スウェーデン
ジェームズ・ボンドからブライアン・ミルズへ
前作『エージェント・ハミルトン ~祖国を愛した男~(Hamilton:I nationens intresse)』(キャスリーン・ウインドフェルド監督 2012年)がスウェーデン版の「007」だとするならば、本作はリーアム・ニーソンが主演した『96時間(Taken)』(ピエール・モレル監督 2008年)といったところなのだが、驚くべきことにラストは突然政治的に決着してしまい、それまでの苦労は何だったのかとがっかりしてしまう。恐らく3部作ということで次回作でストーリーの全貌がはっきりするのであろうが、『Hamilton:I hennes majestäts tjänst』という原題の3作目が制作されているのかどうかよくわからない。