乃木坂46卒業&引退の橋本奈々未「この曲以降一切歌わんのよ」 “人生最後”宣言に惜しむ声「想像できない」「どうしても切ない」
<乃木坂46高山一実インタビュー>「何かが変わってしまう」「補いきれない穴が開く」…橋本奈々未の卒業で今思うこと
原題:『君の名は。』
監督:新海誠
脚本:新海誠
出演:神木隆之介/上白石萌音/成田凌/悠木碧/島崎信長/長澤まさみ/市原悦子
2016年/日本
「一目惚れ」と「別れ」の背後の物語について
作品の冒頭で、例えば家や電車のドアでもって2つに丁寧に分割される画面が、やがて男子高校生の立花瀧と女子高校生の宮水三葉の身体が入れ替わるあたりから、東京と岐阜の飛騨の田舎や、地球と宇宙からの隕石の襲来などにより映像が混合されるようになる怒涛の展開が素晴らしい。
しかし本作のメインテーマは最後で明かされるように、説明のしようがない「一目惚れ」の背後に隠れている壮大な物語を描くことにある。同時期に本作と対照的な映像作品が観られる。乃木坂46がリリースした『サヨナラの意味』のミュージックビデオである。柳沢翔監督作品のMVでは、何らかの事情で転居(帝都へ?)することになった親友の奈々未との「別れ」の背後に隠れている、その辛さを自身に納得させるために七瀬が妄想する「棘人(しじん)」と人との悲しい物語が描かれているのである。
乃木坂46 『サヨナラの意味』