スローガン
1968年/フランス
歪んだ恋愛観
総合 60点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
セルジュ・ゲンスブールの映画作品における代表作といえば監督を務めた問題作である『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t'aime... moi non plus)』(1976年)であるのだが、その作品の主演を努めて彼の妻でもあったジェーン・バーキンとの出会いのきっかけとなったのはこの『スローガン(Slogan)』(1969年)である。物語の凡庸さは免れないのであるが、セルジュ・ゲンスブールの歪んだ恋愛観を垣間見ることはできる。
作品の後半でコマーシャルフィルム演出家のセルジュ・ファベルジェ(ゲンスブール)が車のコマーシャルフィルムを撮っている時に、ドライバーたちに「黄色に青(blues en jaune)」という言葉を言わせる(この言葉が作品タイトルの‘スローガン’だと個人的には思う)。その意図を彼は後で教えるとドライバーたちに言うのだが、結局その謎は明かされなかった。
しかし実はその謎は映像で明かされている。セルジュとエヴリン・ニコルソン(ジェーン・バーキン)はイタリアに滞在中に競艇選手のダドという青年と出会っていたのであるが、セルジュとエヴリンはパリまでやって来たダドに車で追われる。その時2人が乗っていた車が青色でダドが乗っていた車が黄色なのである。既に妻帯者で子供もいるセルジュはエヴリンとダドとの関係を疑うのであるが、そもそもヴェネチアで2人を引き合わせたのはセルジュ本人である。嫉妬を通してでしか相手の愛を確かめ得ないセルジュ(・ゲンスブール)の歪んだ恋愛観は『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』で更に過激に本人によって描かれることになる。
事件当日 矢田にメール返信後、2回目の“行為”(スポーツニッポン) - goo ニュース
更に記事を引用してみる。「昨年10月のMDMA使用事件の公判で検察側が指摘
した『来たらすぐいる?』の意味深メールについても詳細が明らかになった。午後2
時14分に押尾被告が田中さんに携帯電話でメールを送信。この3分後に田中さん
が『いるぅ』と返信した。このやりとりは押尾被告が田中さんにMDMAを譲り渡したこと
を意味するとして検察側が提示。昨年の公判で押尾被告は『“僕自身を要るか”と
いう意味で、“薬が要るか”と聞いたわけではない』としていた。」この後に弁護側は
このメールに関して「英語で“すぐに体がいるか?”と言うと、ドゥ・ユー・ウォント・
ミー・ライト・アウェー?となる。これを直訳すると、このメールのようになる」などと
くだらない言い訳をしているが、被告の発想が英語的であっても、被害者の発想も
英語的でなければコミュニケーションは成り立たない以上、この解釈は有り得ない。
それにすぐに体がいることになっているならば、性行為の前にDVD観賞などする
訳がない。DVD観賞をしていた理由はすぐにMDMAを服用して薬の効果が出るまで
DVD観賞で時間を潰していたのである。初公判まであれだけ時間があったのだから
もう少しまともな言い訳を考えればよかったのに。