
Linux/Ubuntu 10.10でのLTSPシンクライアント構築の勉強会を開催
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Linux/Ubuntu 10.10でのLTSP(Linux Terminal Server Project)シンクライアント構築の勉強会を開きました。Linuxで既設のパソコンをシンクライアント化することで、ハードウエアは使い続けながらアプリケーションの集中化を行います。
Linux/LTSPを試すときのポイントは、
1.サーバー側のIPアドレスを決定し、設定してから構築作業を行う
2.クライアントPC側はNetwork(PXE)から起動するようBIOSを設定する
PXE(Preboot eXecution Environment)はIntelが規格化し、普及している「LAN上の機器から基本ソフトをダウンロードして起動する」仕組みです。基本ソフトをシンクライアント側に置いておく必要がないので、たいへん容易にシンクライアントを展開することができます。
勉強会では、自作PC上のLinux/Ubuntu LTSPサーバーにPanasonicのLet's Noteをつなぎました。シンクライアント側のメンテナンスが不要なので、運用は大変楽です。大阪府箕面市では学校教職員用のパソコンをこの方法で展開しています。
■サーバーにログインしたPanasonic PCシンクライアント
もともとWindowsパソコンなのですが、サーバーにあるLinuxを起動した上でサーバーにログインしています。このパソコンの画面はLinuxサーバー側で描画しており、画面上のブラウザ(Firefox)はLinuxサーバー上で稼動しています。

■サーバーにログインしたASUS Netbook PCシンクライアント
PXEで起動できれば、ほぼどのようなパソコンでもLinuxシンクライアント化が実現します。


ヤマハルーターやLinuxの勉強会・講座のご案内はこちら。
企業・団体のオープンソース活用のご相談はこちら
匠技術研究所はこちら

