
小規模でも基幹ネットワークはVLANスイッチ
こんにちは。匠技術研究所の谷山です。
今日はLinuxインターネットサーバーの更新のための下調べを行いました。問題はブレードサーバーのLANネットワークの引き出しを構成するGbE VLANスイッチです。ブレードサーバーを構成する一つ一つのサーバーは物理的なGbE LANインターフェイスを二つ持ち、かつiSCSI用のGbE LANインターフェイスも二つ持ちます。これがブレードサーバーの筐体のバックプレーンGbE VLANスイッチに接続されており、さらに、筐体からまとめて外部スイッチに渡すための、GbE VLANスイッチに内部接続されています。これを、今回の更新に合わせて設定をする必要があります。
幸い、シリアルコンソールへの接続に成功し設定を確認することができました。GbEのVLANスイッチを基幹部分に使うことで通信線を減らすことができます。最近のネットワークの更新では、ほとんどの場合VLANスイッチで複数のセグメントを多重化して接続します。GbEのVLANスイッチが安価になってきたので基幹をGbE+VLANスイッチにしてサーバー周りを高速化。かつ特にビルの縦系の配線を高速化しサーバーに向かう大量のデータ伝送を捌きます。
11月、12月に承っているネットワークの更新はそれぞれお客様の業態は異なるのですが、基幹がGbE+VLANスイッチの基本形は変わりません。GbE VLAN間のルーティングエンジンにはヤマハルーターRTX1200を使います。
VLAN化は異なるIPセグメントを明確に分離するので、例えば、異なる事業体を一つのLAN基盤に乗せることもできます。即ち、内部セグメントを増やし、内部ファイヤーウオールを構築することや、DMZ相当のセグメントを切り出すことも簡単にできます。IPセグメントの役割を明確にすることでネットワーク設計が楽になり、より強固なセキュリティ対策を実施することができます。
小規模事業所でも、企業基盤がネットワーク上にあることが当たり前です。情報セキュリティを考慮した基盤にする手段としてGbE VLANは優れています。
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