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情報技術の四方山話

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ヤマハルータのPPTPとIPsecの使い分け

2007-08-29 08:40:59 | ヤマハルータ
ヤマハルータのVPN接続で、PPTPとIPsecの使い分けは簡単です。PPTPはあくまでPCのリモート接続用です。PPTPの推奨同時接続数はRTX1100でも4と少ないので、多くのPCを同時にPPTP接続する場合はPC側に、IPsecを使う、sshを使うなど別のソリューションを考える必要があります。

社内でもヤマハルータ間で長年インターネットVPNを使っています。IPsecによるLAN間接続はたいへん安定しています。

ヤマハルーター間、Windows+AirEDGEなどでPPTPでのLAN間接続も行っています。ちょっと見る程度のことがほとんどです。PPTPの速度や、信頼性を確認するために以下の試験をしたことがあります。

ヤマハルータ間のPPTP接続で、デジタルカメラのファイルを512Mほど転送したのです。光回線(RTX1100)-ADSL(RT56v)回線間で、ADSL側は電話局まで5Km程度、おおよそ上りで300K程度とたいへん条件が悪いのですが、一晩かけて転送することができました。

企業間接続の標準はあくまでIPsec。それをモバイル接続などで補完するのがPPTPですね。PCをちょっとつなぐにはとても便利です。モバイルPC側の設定もWindowsの機能だけでできます。

ヤマハルータのPPTPサーバー機能はサーバー側からの接続も可能ですし、LAN間接続も可能です。このような仕様のため企業のLAN間接続にも使うことができます。ただ、IPsecほど速くないです。常時つなぐのであれば、IPsecの方が格段に安定しています。弊社でも仕事量が増え、接続時間が長くなると、RTX1100やRT107eなどでIPsecによるVPNに置き換えています。

直行直帰型の勤務形態をとっているところの業務報告ネットワークをPPTPで組んでいます。ここは数名の方ですがもう何年も安定して動いています。

多拠点のLAN間接続はIPsecです。フレッツグループアクセス等でもIPsecで組みます。こちらは運用実績も沢山あります。

情報セキュリティの観点からは、IPsec、PPTP等接続方法の検討に加え、アプリケーションをどう見せるかの検討の方が先です。VPN接続では検討することが、いろいろあるので、教育セミナーを企画し始めました。こちらもよろしくお願いします。


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