[コマンド]
sntpd
[要旨]
ルーターのSNTPサーバーを設定する。SNTPサーバー機能の動作の可否とSNTPサーバーから時刻情報を取得可能なアドレス範囲またはインターフェイスを指定できる。
SNTPサーバーは、PC端末などからの問い合わせに対し、ルータの現在時刻を返す。ルータの時刻がずれている場合は、ずれている時刻を返す。ルータの時刻はntpdateコマンドを使い、時刻の正確なNTPサーバーと合わせる。時刻のずれを一定範囲に保つためには、ntpdateを定期的に実行する。
[ヤマハルータのヘルプ]
# sntpd service ?
入力形式: sntpd service スイッチ
スイッチ = 'on' or 'off'
説明: SNTPサーバー機能を有効にするか否かを設定します
デフォルト値: on
# sntpd host ?
入力形式: sntpd host any
sntpd host lan
sntpd host lanN
sntpd host none
sntpd host ホスト [ホスト...]
ホスト = IPv4アドレスの範囲
説明: SNTPサーバーへのアクセスを許可するホストを設定します
デフォルト値: lan
[設定]
# sntpd service on
デフォルトでsntpdは稼働している。
# sntpd host lan
デフォルトでLAN上のIP機器は、ルータのSNTPサーバーから時刻情報を取得できる。
sntpd host any ルータに到達可能な全ての機器がSNTPサーバを利用可
sntpd host lan ルータにLANを経由して到達可能な全ての機器がSNTPサーバを利用可
sntpd host lanN ルータにLanNを経由して到達可能な全ての機器がSNTPサーバを利用可
sntpd host none ルータに到達可能な全ての機器がSNTPサーバーを利用不可
sntpd host ホスト ルータに到達可能な「ホスト」がSNTPサーバーを利用可。複数。範囲指定可
# sntpd host 192.168.0.2 192.168.0.20 ホストを複数指定する
# sntpd host 192.168.0.2-192.168.0.20 ホストをアドレス範囲で指定する
[留意点]
ntpdate,scheduleマンドでルータの時計を定期的に合わせる必要がある。
# ntpdate 192.168.0.145 syslog
syslogオプションを付けると、ntpdateの実行結果がsyslogに記録される。実行確認に便利。
ntpdateを定期的に実行する
# schedule at 101 *:20 * ntpdate 192.168.0.145 syslog
毎時20分に社内192.168.0.145に時刻を合わせる。
syslogに実行内容が記録された例(ヤマハルータがNetBSDのsyslogdに出力した)
Mar 5 23:20:01 192.168.0.1 [SCHEDULE] ntpdate 192.168.0.145 syslog
Mar 5 23:20:01 192.168.0.1 2008/03/05 23:20:01 +1second
[匠の特記]
sntpはWindowsドメインに参加していないWindowsXP PC端末の時刻の時刻の同期などに使う。
sntpd
[要旨]
ルーターのSNTPサーバーを設定する。SNTPサーバー機能の動作の可否とSNTPサーバーから時刻情報を取得可能なアドレス範囲またはインターフェイスを指定できる。
SNTPサーバーは、PC端末などからの問い合わせに対し、ルータの現在時刻を返す。ルータの時刻がずれている場合は、ずれている時刻を返す。ルータの時刻はntpdateコマンドを使い、時刻の正確なNTPサーバーと合わせる。時刻のずれを一定範囲に保つためには、ntpdateを定期的に実行する。
[ヤマハルータのヘルプ]
# sntpd service ?
入力形式: sntpd service スイッチ
スイッチ = 'on' or 'off'
説明: SNTPサーバー機能を有効にするか否かを設定します
デフォルト値: on
# sntpd host ?
入力形式: sntpd host any
sntpd host lan
sntpd host lanN
sntpd host none
sntpd host ホスト [ホスト...]
ホスト = IPv4アドレスの範囲
説明: SNTPサーバーへのアクセスを許可するホストを設定します
デフォルト値: lan
[設定]
# sntpd service on
デフォルトでsntpdは稼働している。
# sntpd host lan
デフォルトでLAN上のIP機器は、ルータのSNTPサーバーから時刻情報を取得できる。
sntpd host any ルータに到達可能な全ての機器がSNTPサーバを利用可
sntpd host lan ルータにLANを経由して到達可能な全ての機器がSNTPサーバを利用可
sntpd host lanN ルータにLanNを経由して到達可能な全ての機器がSNTPサーバを利用可
sntpd host none ルータに到達可能な全ての機器がSNTPサーバーを利用不可
sntpd host ホスト ルータに到達可能な「ホスト」がSNTPサーバーを利用可。複数。範囲指定可
# sntpd host 192.168.0.2 192.168.0.20 ホストを複数指定する
# sntpd host 192.168.0.2-192.168.0.20 ホストをアドレス範囲で指定する
[留意点]
ntpdate,scheduleマンドでルータの時計を定期的に合わせる必要がある。
# ntpdate 192.168.0.145 syslog
syslogオプションを付けると、ntpdateの実行結果がsyslogに記録される。実行確認に便利。
ntpdateを定期的に実行する
# schedule at 101 *:20 * ntpdate 192.168.0.145 syslog
毎時20分に社内192.168.0.145に時刻を合わせる。
syslogに実行内容が記録された例(ヤマハルータがNetBSDのsyslogdに出力した)
Mar 5 23:20:01 192.168.0.1 [SCHEDULE] ntpdate 192.168.0.145 syslog
Mar 5 23:20:01 192.168.0.1 2008/03/05 23:20:01 +1second
[匠の特記]
sntpはWindowsドメインに参加していないWindowsXP PC端末の時刻の時刻の同期などに使う。