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情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

MySQLからMariadbが枝分かれ

2009-02-07 13:58:55 | グリーンIT

MySQLからMariadbが枝分かれ


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
MySQLはおそらく世界で最も普及しているオープンソースのRDBMSで、インターネットサーバとの組み合わせで広く普及しています。MySQLの開発メンバーが設立した会社はSUNが買収し、MySQLの開発はSUNの一部門として継続しています。

元祖MySQLであるMichael Widenius氏がこのたび、SUNを離れて自分の会社Monty Program Abを作り、MySQLから枝分かれしてMariadbをリリースする旨のブログが公開されました。

ブログには、SUNを離れることの背景と、今後の活動について書かれています。

氏のブログ中のリリースに関する情報を引用し当方の意訳と併せて紹介すると

Maria 1.5 (the crash safe version of MyISAM) is now in beta and we hope to get binaries out soon.

Marina 1.5(なかなかクラッシュしないMyISAM版)がbeta版として開発中で、直ぐにバイナリーのリリースができると期待している。

We have already started working on Maria 2.0 features (full transactional release) and performance issues.

Maria 2.0の機能(フルトランザクション版)と性能について検討を開始した。

ということから、フルトランザクションをサポートする版がMadina 2.0として登場することが判ります。

また、Mariadbの開発者たちはMySQLのMySQL-5.1-Maria版の系統に対して、パッチの提供を行うと書かれています。

整理すると、SUNのMySQL開発チームは引き続き、MySQLのリリースを行います。一方このたび分岐したMariadbはMaria1.5を初期版として、フルトランザクション機能を備えるMaria 2.0の開発を目指しています。

MySQLのバージョン管理ツリーから見れば、Mariadbは枝分かれですが、Mariadbの開発をリードするのがMySQLの生みの親です。今後は、MySQLを使うかMariadbを使うかと選択肢が増えることになります。どちらもオープンソースのデータベースなので、お互いに良いところは取り込み合いながら開発が進むと思います。

MySQLの元祖Michael Widenius氏のブログ(英文)へ

このブログのMySQLの関連記事へ
このブログのMariaDBの関連記事へ

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Atom+OpenSolarisでZFSファイルサーバーをつくる(4)

2009-01-24 09:02:42 | グリーンIT

Atom+OpenSolarisでZFSファイルサーバーをつくる(4)


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Atom PCとOpenSolarisでZFSファイルサーバーを作っています。今週はあまり進みませんでした。

昨日の記事で「次の5年間で、中小企業内にあるサーバーのほとんどは、インターネット上に置かれることになります。企業内のPCはインターネット上のサーバーとVPN経由で接続します。」

と書きましたが、今作っているサーバは企業内の「キャビネット=書類保管庫」です。

Atom PCは拡張機能は限られており、外部インターフェイスはUSBが基本です。一週間以上連続で動かしていますが、殆ど熱を感じることがありません。ディスクを二本にするともう少し熱を帯びるかも知れません。これまでのファイルサーバーと比較するととても静かです。



最終仕上がりは、内部に500Gx2本(RAID1で500G)、外部に250Gx2本(RAID0で500G)の構成を目指しています。


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「クラウド」も要はアウトソース

2009-01-23 15:06:59 | グリーンIT

「クラウド」も要はアウトソース


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
「クラウド」や「SaaS」が最近の情報技術のキーワードになっています。これは以前からからあるIT関連システムのアウトソースのことです。もちろん新しい技術を用いることで、必要なIT資源を必要な分だけ借用し、ランニングコストの削減を目指します。

次の5年間で、中小企業内にあるサーバーのほとんどは、インターネット上に置かれることになります。企業内のPCはインターネット上のサーバーとVPN経由で接続します。この形態の普及の背景は、多様化し、複雑化する情報技術を使いこなせる素人はいないという点です。誰もが情報技術の専門家になることなく情報技術を活用できるように、複雑さを吸収する仕組みが必要なのです。何処の会社でも24時間365日サーバーを稼動させる技術者を採用することは重荷です。そこを解決するのが「アウトソース」なのです。

サーバを自社内に置けば、無停電対策など居住環境に依存することに始まり、運用監視まで広範囲なシステム管理業務が必要です。「システム管理」を行うには専門知識が必須なので、その「部分をアウトソース」するか、システムごと「全部をアウトソース」するかの選択になります。

既に、中小企業のホームページや電子メール用のサーバーは「ホスティング」して外部のものを使うケースが殆どでしょう「。インターネット・サーバーのホスティングは専門技術の塊だからこそ」アウトソースしているのです。

同じように情報を適切に守ることができるのであれば、社内の電子ファイルも外に置いたほうが間違いありません。

先般、お客様先で、壊れたPCのハードディスクのバックアップを弊社仮想サーバー(VPS)上に置きました。弊社のVPSにはVPNで直ぐにつなぐことができます。外付けのバックアップ用ハードディスクは不要です。コピー先のディスクシステムがいわば勝手にデータの二重化や日毎、週毎バックアップを行うのでバックアップしたデータの保護の手間もかかりません。VPN用ミドルウエアをインストールして直ぐバックアップ開始です。

中小企業にとって、単純な「バックアップ」はもはや自社サーバーより仮想サーバーを借りたほうが簡単で安全です。またそうすることで、自社内の電力使用量を減らすことができます。単に自社が得になるのみならず、多くの企業の資源の集中化は情報化投資の無駄を減らします。

それを支えるのが、情報システムの仮想化技術です。仮想サーバをインターネット経由で高速に結びつけ、企業の情報基盤とすることで、環境にもやさしいものになります。仮想化により実現するのが「表現形としてのクラウド」です。

中小企業は「仮想化」すら理解する必要はありません。技術的な背景はともかく、安全なディスクやソフトウエアを月々契約で借りることができるということです。もともと中小企業は難しい仕組みを買いたいのではなく「壊れないディスクを、使いやすいソフトを」使いたいだけなのです。

中小企業にとって「クラウド」は、「情報システムのアウトソース」と同値という理解で充分です。


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CentOS5のdepmodでRTL8169を認識させる

2009-01-16 09:12:01 | グリーンIT

CentOS5のdepmodでRTL8169を認識させる

こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

CentOS5にアプリをインストールしたものをISOイメージで配布しているものを使ってみました。

先ず、ISOイメージでCD-ROMをつくります。

実パソコンにCD-ROMからインストール。CD-ROMから起動すると見慣れたCentOSのインストール画面が出てきます。キーボードの選択やrootパスワード設定など一通り行って、ハードディスクにインストール。

再起動しPingしますが、LANインターフェイスが無い様子。Realtek8169 Gigabit Eternet コントローラのドライバーが組み込まれていません。

そこで、PCI上のデバイスを確認
# lspci
--略
00:0f.0 Ethernet controller: nVidia Corporation Unknown device 07dc (rev a2)
01:06.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL-8169 Gigabit Ethernet (rev 10)
--略

デバイスはあるぞ。深く考えないで

# depmod -a



# ifconfig
[root@trixswitch1 ~]# ifconfig
eth1 Link encap:Ethernet HWaddr 00:0D:0B:80:95:08
inet addr:192.168.0.41 Bcast:192.168.0.255 Mask:255.255.255.0
inet6 addr: fe80::20d:bff:fe80:9508/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:973 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:536 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:144665 (141.2 KiB) TX bytes:131531 (128.4 KiB)
Interrupt:5 Base address:0x8000

認識できました。

後は、起動時に読み込むネットワーク定義を書けば大丈夫です。

デバイスが認識できないパッケージでは、とりあえずdepmod -aを試すとデバイスドライバをロードできるかもしれません。このケースではロードできたのでラッキーでした。

Linux等でLANインターフェイスにとりあえずdhcpでアドレスを振るには、

# dhclient

です。バックグラウンドで立ち上がります。


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OpenSolaris:USB-HDDをZFSミラーで追加

2008-12-30 07:53:58 | グリーンIT
OpenSolaris:USB-HDDをミラーで追加


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

OpenSolarisを試しています。USBハードディスクをZFSで追加しました。
ZFSによるハードディスク追加は初めての経験ですが、デバイスの特定が済んだ後は驚くほど簡単です。もともと360GのNTFSフォーマットで、かつ内容の異なるディスクでしたが、ミラー化は一瞬で済みます。SUNがZFSに興奮することの一端が見えてきました。

1)USBハードディスクのデバイスIDを調べる
2)USBハードディスクの論理ドライブ名を調べる
3)zpoolでディスクを構成する
4)zfsでファイルシステムを構成し、マウントする

の手順です。詳細は以下のリンクにおきました。

情報技術の四方山話別館の「OpenSolarisにUSBハードディスクを追加する」へ

ミラー化の構築が一瞬でできることは驚きです。ハードウエアミラーとは次元の異なる速さです。これまではディスクの異常を検知するために「RAID1ボックス」を使っていました。RAIDカードでは、人がHDDの故障に気づきにくいからです。ZFSであれば「ミラーディスク」をオンラインで状況確認し障害監視ができます。自動置換するスペアディスクも置くことができます。

これまではスペアに取り替えた後のリビルドに時間が要していましたが、ZFSの場合は、一瞬で置き換えが完了します。


(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3上で行いました。


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Windows:.NET/monoがもたらすこと

2008-12-18 11:33:32 | グリーンIT


Windows:.NET/monoがもたらすこと


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

これから何回かのシリーズで、Windows上のオープンソフト・ソフトウエアを紹介していきます。

今回は「Poderosa」を例にとりMicrosoftのソフトウエア開発と実行環境について考えてみます。

Poderosaは所謂「端末ソフト」です。UNIX系基本ソフトの管理者には「端末ソフト」が必須です。

国内での「端末ソフト」で著名なのは「TeraTerm」で、長い歴史を持ち動作もとても安定しています。私もWindows登場の頃から長い間使っています。Poderosaも数年前にしばらく使っていましたが、またTeraTermに戻っています。

「Poderosa」を例に取り上げる理由は、

1)実装の技術が新しい

Poderosaの実装は「.NET Framework」を使っています。実行時も「.NET 2.0実行環境」がなければ動作しません。これに対し、素のWindows環境「Win32実行環境」で動作するのが「TeraTerm」です。

「.NET Framework」上でソフトを書くことの良さは「今後長期にわたり動作させることができる」ことです。Microsoftは「.NET」を基本ソフト(素のWindows/Win32)とソフトウエアとの間に挟み込み、アプリケーションを抽象的な基本ソフト(.NET Framework)上で動作できるように定義しました。

アプリケーション
--------------------
.NET Framework(mono)
--------------------
Windows/Linux/OS X
BSD/OpenSolaris/...

こうすることで、アプリケーションと基本ソフトが切り離され、「.NET」上で書いたプログラムが様々な基本ソフト上で動作するように「できるはず。」です。この考え方は「Java」でも同様です。

ところが現実はそうもいきません。今の時点では.NET環境を提供するソフトウエア(例えばmono)の実装に大きく影響されます。

Windowsを含めて異なる基本ソフト上に同じ.NET環境を提供するオープンソース・ソフトウエアのプロジェクトが「mono」です。monoはオープンソースかつ再配布が容易なライセンスで提供されていることから、今後普及が見込まれます。

monoが普及することで、基本ソフト+monoの上で動作するソフトウエアは、基本ソフト毎に開発する必要がなくなります。将来monoが堅牢になればなるほどソフトウエアの開発の一本化がすすみ「昔は基本ソフト毎にソフトを書いていたんだよね」という話になります。

同じような思想のJavaもほんとうに普及しているかというと、そうでもありません。Javaの悪口ではなく「間に物が挟まっている」以上、どうしても解釈に時間がかかり、実行速度が遅くなるのです。ところが、近年のパソコンをみて判るように、メモリーも1G,2Gの時代になり、CPUはマルチコア、メニィコアの時代になりました。多少遅くてもハードの処理速度が向上したので実用性が高まってきています。

今後、ソフトウエアの開発プラットフォームは、Java、.NET/mono、ブラウザに収斂していきます。これらのプラットフォームは、基本ソフトの差を吸収するので、利用者側はほんとうに安定した基本ソフトを「選択できる」ようになります。

Microsoftのクラウドコンピューティングへの参入表明の速さの解釈は「リソースが豊富な実行環境を提供する」ことで「Windowsからの移行を押さえたい」と捉えるか「もうすぐ基本ソフトが見えなくなるので、その過渡期にサービスの契約数を確保したい」と捉えるかで大きく異なります。

私は、Microsoftは後者の理解でクラウドへの参入を急いだのだと思います。そうであれば、Vistaを改良することに力を注ぐよりも、Windows 7、MinWinなどむしろ基本ソフトのコンパクト化と安定度を高めることの方が重要です。アプリケーションをクラウド上で.NET経由で実行するのであれば、クラウドを構成する基本ソフトはLinuxでもその他UNIXでもよくなります。利用者側は「Microsoft」の実行環境が良いのか「Google」の実行環境が良いのか、はたまた「Amazon」か「IBM」かのように、良いものを選択するだけです。車を選ぶのと同じように基本性能に過不足はなくなります。Microsoftがより安定した実行環境を提供できれば、利用者が「使い慣れた操作が良いよね」ということで「Microsoft」を選ぶことは充分に考えられます。「ずっとトヨタだし」とトヨタ車を選ぶのと同じです。

「ブルー・スクリーン」のように止まってしまうとお客は離れるでしょうけど、データセンター側は実績のあるハード構成に集約できるので、何処が提供する実行環境もコンピュータ資源が十分でかつ通信経路が安定している限り安定です。

利用者個々のパソコン環境を高性能化する戦略を変更し「利用者側はシンプルに。複雑なことは規格化し、集約したクラウド環境で」の方向に進んだ方がMicrosoftも拡大し続ける利用者側のハードウエアを追いかける必要がなくなります。

今後、オープンソース・ソフトウエアはソフトウエアの基盤技術の面だけでなく、アプリケーション開発そのものに、強い影響を与えることは間違いありません。SUNがOpenSolarisを公開し、MySQLを買収したようにオープンソース基盤技術を提供してビジネスロジックの実現を目指しています。同様にMicrosoftも.NETを基盤としてオープンソースと協業しながらビジネスロジックの実現を目指しており、今やSUNと相似型です。


[お願い]
オープンソース・ソフトウエアの情報は収集が難しく、紹介漏れや間違いも沢山あると思います。コメントや連絡フォームでご連絡いただければ助かります。よろしくお願いします。


(*)この記事の作成・投稿はMac OS XとFirefox3.0.4上で行いました。


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EeePC S101が2008年11月22日発売開始に

2008-11-21 21:08:52 | グリーンIT
EeePC S101が2008年11月22日発売開始に


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Eee PCで一躍有名になったASUSの「Eee PC S101」が2008年11月22日に国内で発売開始になります。

S101は「綺麗」です。同価格帯のNetPCでは実現できていない仕上げです。これは、ASUSのEee PCは性能の割りに安い面で訴求してきましたが一線を画すもので「仕上げ」の面での商品企画です。

ASUSのS101紹介ページへ

ASUSホームページより


Netbook市場では、後発の日本メーカーの勢いを感じません。「どうせ横並びだから」ということでしょうか。ASUSのNetbook市場製品の多様化は驚くばかりです。Netobookは多種多様で、Net PCもあります。日本メーカーでASUSのように短期間で一気にラインナップを揃えたところはありません。

EMobileとの組み合わせでEee PCの販売が伸びたことは間違いないと思います。あおりを受けたのは、EMobileのEM・Oneに代表される高機能Windows Mobile機です。やはりNetbookのほうが使いやすいのです。筆者はEM・Oneの登場に驚き、直ぐに購入しましたが、初代Eee PC 4-GXとEMobileの組み合わせにあっさりと乗り換えました。EM・OneよりEeePCのほうが画面も大きいし、キーボードも大きい、VGA端子も付いている。EM・Oneはその携帯性を生かす使い方を知らないと、価格的に遜色の無いEee PC/Netbookの方が魅力的です。



さらに多様化でNetbookをリードするASUSに対し、日本メーカーがどのような商品を出してくるのか、さらに厳しくなる市場にどう手を打ってくるのかが楽しみです。


(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。

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LineoがLinuxを2.9秒で起動する技術を発表

2008-11-18 06:50:24 | グリーンIT
LineoがLinuxを2.9秒で起動する技術を発表


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

組み込み型Linuxの起動を高速化する技術を、組み込みLinuxで著名なLineoが発表しています。何と電源休止(ハイバネーション)状態から2.9秒で起動するとのこと。

対象は、パソコンではなく、持ち運び携帯端末、携帯通信機器、高機能家電製品など組み込みコンピュータです。

動作状態を再現できる電源断機能を「ハイバネーション」「休止」と表記しているものが増えています。電源を切って休止するときに、そのとき保存すべき内容をフラッシュメモリーに保存、再起動時にフラッシュメモリーから高速に読み出しし電源休止時の状態を復元します。Lineoはこの動作をハードウエア、ソフトウエア両面から高速化しました。

既存技術との比較が動画でわかりやすく説明されています。
Lineoの発表記事(比較動画あり)へ

起動が3秒というのは速いですね。これもエコにつながる技術です。使いたいときに直ぐ使えるのであれば、電源断=休止状態でよく、利用していないときは自動的に直ぐ休止。触れば直ぐ起動。使う側も、ずっと継続した状態で使えるのであれば、休止の方が便利です。

ヤマハRTX1200では電源断のときにハイバネーション的な動きをしています。電源断をしてもログが10,000行残り、電源を切った時のログが消えなくなっています。これは電源スイッチと実際にログを保存して電源を切るタイミングをずらすことで実現しているそうです。RTX1200の電源スイッチには電源断=「OFF」では無く電源断=「STANDBY」と表記されています。


(*)筆者撮影。ヤマハRTX1200の基本ソフトのことは知りません。

このような技術がパソコンに入ってくるのは時間の問題ですね。


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エコバッグを使ってみました

2008-11-09 09:16:23 | グリーンIT
エコバッグを使ってみました


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

エコバッグを初めて使いました。横浜の会議場でローターアクトの方から頂いたもので、早速、帰りに立ち寄った本屋で出してみました。技術書を5冊ほど買ったのでパソコンを持ち歩いているバックに入る状況ではなかったのです。





会計のときにレジ担当の方に「これでお願いします。」と差し出すと、笑顔で受け取り本を入れてくれました。

「本屋でエコバック」はあまり見かけないことかもしれませんが、自分にとって身近なところでできることからはじめました。

隣のレジでも「袋要らないよ。」との会話。みんなで一つずつ。


ヤマハ ジョークアイコンへ



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チーム・マイナス6%を応援します

2008-10-24 11:35:40 | グリーンIT
チーム・マイナス6%を応援します


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

「チーム・マイナス6%」という活動があります。これは京都議定書に基づき日本が2012年までの約束期間に二酸化炭素排出量を「基準値より-6%」に減らすことを目標としています。2008年に約束期間となりましたが、その時点では何と「基準値より+6%」だそうで、その差「-12%」です。

チーム・マイナス6%のページへ

匠技術研究所では、通信機器、IT機器のグリーン化をお手伝いしたいと考えています。その中核はヤマハルーター、低消費電力サーバー、シンクライアントでのシステム構築です。24時間稼動のものから低消費電力製品に切り替えることのご提案です。

自社内も少しずつ、できるところから始めます。目玉としては、今年中に社内Linuxファイルサーバーを低消費電力PCに切り替えます。最近はハードディスクも「省電力タイプ」が発売されています。ファイルサーバーをどのくらい省電力化できるか紹介していきます。

■どうぞ一服



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「グリーンIT」を始めます

2008-10-22 18:27:32 | グリーンIT
「グリーンIT」を始めます


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

グリーンITについてまとめるためにカテゴリーを追加しました。先ずは一服、どうぞ。

■ヤマハジョークアイコン集より


匠技術研究所では、従前よりグリーンITに関し積極的に取り組んできました。

1.ヤマハルータの活用
2.仮想ホスティングサーバの導入
3.早期の液晶ディスプレイへの切り替え
4.省電力ファイルサーバの開発・導入
5.シンクライアントの評価と提案・導入
6.仮想サーバーによる資源集約
7.ファンレス通信機材の選択

等です。

IT関連では、通信機器とサーバは24時間動きます。一般には、価格を安くするために、汎用品を使ってシステム化します。その為見かけの価格は安くなるのですが、機能・性能に最適化されたものではありません。

■ヤマハルータRTX1200の稼動状況と消費電力の関係
ヤマハルーターRTX1200の電源部分は、開発初期は汎用電源の採用が見込まれていました。しかし、より環境性能を高めるために「自社開発」に取り組むことになり、その結果をまとめたものです。同一の機能・性能で電源の開発によりおおよそ2Wの省電力化が実現しました。
(*)資料数値は2008年10月ヤマハ様公開資料の数値です。




省エネ製品は一朝一夕にできるものではなく、例えばヤマハルーターRTX1200では「電源部分の自社開発」まで取り組んで実現しています。汎用電源では、期待する省電力効果が実現できなかったのです。もちろん電源の改良だけではなく、全10ポートがギガビット・イーサネットでポートあたりの消費電力が大きいため、リンクアップしていないポートでの電力を削減する機能を備え「稼動状況に応じた電力の消費」に対応しています。

ここで、ヤマハルーターRTX1200を例に、消費電力を最適化していない製品間に2Wの消費電力の差があるとします。

この差はどの程度の電気代、環境負荷になるのでしょうか。以下のページで簡易に計算すると。。。

電気代計算君のページへ

以下「電気代計算君」の計算結果の引用です。

-------
種類: パソコン
消費電力: 2W(ワット)
1日あたりの使用時間: 24Hour(時間)

1日あたりの消費電力: 0.048kWh
1日あたりの電気代※1: 1.06円
1日あたりのCO2(二酸化炭素)排出量: 0.02kg
都市ガス0.01m3、またはガソリン0.01リットルを燃焼させた時のCO2排出量と同等です。※2

1ヶ月あたりの消費電力: 1.44kWh
1ヶ月あたりの電気代※1: 32円
1ヶ月あたりのCO2(二酸化炭素)排出量: 0.55kg
都市ガス0.28m3、またはガソリン0.24リットルを燃焼させた時のCO2排出量と同等です。※2

即ち、一年間で

1年あたりの消費電力: 0.048kWhx365=17.52kWh
1年あたりの電気代※1: 1.06円x365=386.9円
1年あたりのCO2(二酸化炭素)排出量: 0.02kgx365=7.30
都市ガス0.01m3x365=3.65m3、またはガソリン0.01x365=3.65リットルを燃焼させた時のCO2排出量と同等です。※2

※1 「全国10電力会社平均単価(1kWh=22円、月間使用量295kWh/月の場合、税込)」から計算しています。家庭での月間総消費電力量により、実際の単価は異なります。
※2 東京電力の電気料金領収書裏に記載の「地球環境のために、CO2排出量をチェック」を参考にしています。
-------

この値は一台あたりなので、インパクトがないかもしれません。
では、ヤマハルーターはこれまでに何台売れたでしょうか?113万台です。一台あたり2W省電力ができることで、年間の電気代の節約としてみると、

なんと
1年あたりの電気代※1: 1.06円x365=386.9x113万円=43,719.7万円
を節約しています。「四億三千七百二十万円」ですよ。

これは、製造メーカーとしては決して小さくない社会貢献ですよね。113万台が同時に動いていないにしても、各一台が何年も動きます。

購入する側からすれば、一台しか導入しないから多少消費電力が大きくても良いというわけではないのです。1Wでも、2Wでも少ないことが積み重なるとトンでもない数字になるということです。

1年あたりのCO2(二酸化炭素)排出量: 0.02kgx365=7.30x113万=824.9万kg
都市ガス0.01m3x365=3.65m3x113万=412.45万m3、またはガソリン0.01x365=3.65=412.45万リットルを燃焼させた時のCO2排出量と同等です。※2

数字の大きさを実感できなくなってきました。

どの企業でも、どの個人でも「グリーンIT」に真剣に取り組むことで、大きな効果を生むことができます。


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