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LineoがLinuxを2.9秒で起動する技術を発表

2008-11-18 06:50:24 | グリーンIT
LineoがLinuxを2.9秒で起動する技術を発表


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。

組み込み型Linuxの起動を高速化する技術を、組み込みLinuxで著名なLineoが発表しています。何と電源休止(ハイバネーション)状態から2.9秒で起動するとのこと。

対象は、パソコンではなく、持ち運び携帯端末、携帯通信機器、高機能家電製品など組み込みコンピュータです。

動作状態を再現できる電源断機能を「ハイバネーション」「休止」と表記しているものが増えています。電源を切って休止するときに、そのとき保存すべき内容をフラッシュメモリーに保存、再起動時にフラッシュメモリーから高速に読み出しし電源休止時の状態を復元します。Lineoはこの動作をハードウエア、ソフトウエア両面から高速化しました。

既存技術との比較が動画でわかりやすく説明されています。
Lineoの発表記事(比較動画あり)へ

起動が3秒というのは速いですね。これもエコにつながる技術です。使いたいときに直ぐ使えるのであれば、電源断=休止状態でよく、利用していないときは自動的に直ぐ休止。触れば直ぐ起動。使う側も、ずっと継続した状態で使えるのであれば、休止の方が便利です。

ヤマハRTX1200では電源断のときにハイバネーション的な動きをしています。電源断をしてもログが10,000行残り、電源を切った時のログが消えなくなっています。これは電源スイッチと実際にログを保存して電源を切るタイミングをずらすことで実現しているそうです。RTX1200の電源スイッチには電源断=「OFF」では無く電源断=「STANDBY」と表記されています。


(*)筆者撮影。ヤマハRTX1200の基本ソフトのことは知りません。

このような技術がパソコンに入ってくるのは時間の問題ですね。


(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3で行いました。


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