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「ワンさぶ子の怠惰な冒険」宮下奈都

2021年03月31日 08時33分49秒 | 読書(エッセイ&コラム)


「ワンさぶ子の怠惰な冒険」宮下奈都

近所の書店になく、ぐずぐずしてたら読むのが今頃になってしまった。
(結局Amazonで購入)
全国に、宮下家のファンは多いのではないだろうか?
トムラウシでの生活を綴った「神さまたちの遊ぶ庭」、その後どうなったのだろうか?
「緑の庭で寝ころんで」で、ある程度うかがい知ることができる。(次男の高校卒業まで)本書は、さらに「その後」が綴られている。(白い柴犬=ワンさぶ子の視点付きで)

P34
『神さまたちの遊ぶ庭』の文庫版、発売。北海道の山奥トムラウシで家族で暮らした一年間の記録だ。この本は、単行本で読んでくれた方みんなが好きだといってくれる奇跡の一冊。(私も好きで、エッセイで繰り返す読むのは、この本だけ・・・読むと幸せな気持ちになれるから)

P46
むすめの夏休みの宿題のうち、残すは作文のみ。
「ママ、作文得意だった?」
 むすめはとても素直な性格なので、他意なく、ほんとうに素直に聞いてくる。
「得意だったよ!!」
 大人げない小説家はむきになって答える。
「じゃあ、読んでみてくれる?おかしいところがあったら直すから」
 タイトルは、メダカと暇? 何の話だろうと読みはじめてすぐ戦慄。なにこれ、おもしろい。(この作品をそのまま掲載してほしかった・・・それにしても、この娘さんは愉快な性格。戦慄の人間国宝クラス、と思う。英語先生が「普段そんなことはしないんですが、採点しながら笑ってしまいました」という答案を提出し、授業中寝てしまい、クラスメイトが起こそうとするが、数学の先生が、「寝かせておいてやれ」、と。ただ者ではない)

【参考リンク】
「神さまたちの遊ぶ庭」宮下奈都 -

「緑の庭で寝ころんで」宮下奈都 -


PS
えちぜん鉄道に乗ってみたくなった。
永平寺か恐竜博物館に行くときに乗ってみよう。

【ネット上の紹介】
北海道トムラウシの山村留学から福井に帰ってきた宮下家。当時、子供たちの妄想(脳内)犬だった白い柴犬ワンさぶ子を本当に迎え、すっかり家族の一員に。三人の子供たちは、大学生高校生中学生となり、思春期真っ只中。それぞれが自分の道を歩き始めていく。広がる世界、かけがえのない音楽、しなやかに自由を楽しむ、宮下家五人と一匹の三年間の記録。
4月 それぞれの冒険
5月 はじめての不調
6月 毎日楽しいね
7月 福井は亜熱帯
8月 この夏もトムラウシへ
9月 ワンさぶ子のおかげで
10月 ただでさえ眠れないのに
11月 力がほしい
12月 新刊が出たのだ
1月 戌年!〔ほか〕

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