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「スポーツクライミング「リード」上達バイブル安間佐千/監修

2018年12月16日 10時22分55秒 | 読書(山関係)


「スポーツクライミング「リード」上達バイブル 実践テクで差がつく!」安間佐千/監修

P41
クライミングをする上で、脱力は永遠のテーマとも言えます。

P43
登る10分ほど前から少しずつ呼吸に意識を向けましょう。

P47
長年クライミングを続けていると、波ができるのが自然です。そのようなときは、無理にモチベーションを上げる必要はありません。

ビレイヤーとのコミュニケーション
P49
普段から「今、壁に当たったけど、もっと落とした方がいい?」とか「落ちたときに壁に当たるから、もう少しロープを出してくれる?」など話ができる関係性を作るためにコミュニケーションを取ることが大事です。

P55
レベルを変えながら1日トータル10本前後登る
週に3日、1日4時間を目安に練習している
ウォーミングアップ:10B→10D→11B→11C
1~4本目のトライ:12D→12D→12C→12C
クーリングダウン:11C→11B

【誤植】
この手の本に多い誤植、ご多分に漏れず。
校正するほど予算がないのでしょう。

P102
(誤)カサメリ沢というという有名なルートがあります。
  ↓
(正)カサメリ沢という有名なエリアがあります。

備中について
P102
(誤)「青龍門」が有名です。
  ↓
(正)「棲龍門」が有名です。

【感想】
技術書と言うほど大層な本でもないし、体系だってもいない。
(技術書なら菊地敏之さん、保科雅則さん、山岸尚将さんのを読んだ方が良い)
しかし、リードに特化してのトレーニング、具体的なアドバイスやコツが書かれていて参考になる。
そこが本書の特徴で注目する点と思う。
1990円は少し高いように思うが、読者層が限られるから仕方ないか。(クライマー人口自体が少ないし、ボルダーはしても、リードする人はさらに少ない)
自然の岩場の写真をもっと載せて欲しかった。
それも海外のものを。(実は半ばそれを期待して買ったんだけど)
いずれ、ラ・ランブラ、リアライゼーションなどのDVDを出して欲しいと思っている。

【ネット上の紹介】
呼吸の意識や脱力など実践的な技術をクローズアップ!攻略に不可欠なオブザベーションやレストがわかる!的確な弱点克服でコンペ&大会で差をつける!リードならではのメンタル調整法や発想法を紹介!
1 目標のルートを知る(自分の方向性を知る
自分の目標を知る ほか)
2 レベルアップするための技術(無駄な動きを省こう
脱力する ほか)
3 リード上達のためのトレーニング法(練習スタイルの確認
1日の練習の流れ ほか)
4 上達につながるメンタル調整法(恐怖心は自然な感覚だととらえる
緊張感を受け入れよう ほか)
5 上達のために今一度見直しておくべきこと(リードに適したウェアは?
自分に合ったシューズの選び方は? ほか)