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「鬼平犯科帳」(20)池波正太郎

2017年11月23日 21時30分51秒 | 読書(歴史/時代)


「鬼平犯科帳」(20)池波正太郎

シリーズ20巻目を読んだ。
次の7編が収録されている。

おしま金三郎
二度ある事は

怨恨
高萩の捨五郎
助太刀
寺尾の治兵衛

P297
「女とは、そうしたものなのだ。嘘をついているうちに、その嘘が真のものになってしまい、前後の見さかいも何もなくなり、無我夢中となる」
「ははあ……」
(中略)
「おのれの嘘が、すぐに露見するか、せぬか……それがわかるような女は、先ず千人に一人というところであろう」

今は知らないが、当時の読者層は100%男性だったんでしょうね。共感しながら、うんうん、と読んだのかもね。