めずらしく映画の話「歌え!ロレッタ愛のために」・・・伝記映画。
さて、ロレッタ・リンは知っていたけれど、伝記映画があるのは、最近まで知らなかった。
1934年、8人兄弟の2番目、炭鉱作業員の娘として生まれる。
13歳で結婚、結婚指輪もなかった。
結婚して、子どもが何人も生まれたけれど、結婚指輪にこだわるロレッタ。
しかし、結婚記念日に、夫はギターを買ってくる。
これが、カントリー界の女王、ロレッタ・リンの始まりである。
独学でギターを練習し、自分で作詞作曲する。
最初は小さな酒場で歌い、レコードも自費製作。
ラジオで曲が流れ、気がつくと全国14位に。
映画で印象に残るセリフがある。
ナッシュビルに着いて、有名劇場で歌うことになったロレッタ・リン。
劇場は立派で、周りはベテランばかり、気後れする・・・。
「あたし下積みをしていない」、とロレッタ。
「そんなものは、あとでしろ」、と夫。
シシー・スペイセクが吹き替えなしで歌っている。
(すばらしく上手い!1980年アカデミー主演女優賞受賞)
派手なところが何もない映画だけれど、なぜか心に残る。