Do be Ambitious! 日記館

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「優しい国」を見た

2017年12月09日 | 漫画・アニメ
「キノの旅」第10話、「優しい国」が遂に放送されたわけですが、
なんと言いますかあの結末は、恐らくその時のキノほどではないだろうけど
色んな感情が渦巻いてしまいました。
ただでさえあの優しくしてくれた人たちが火砕流でやられてしまったこともそうですが、
サクラちゃんの親からキノに宛てた手紙でサクラちゃんはこの運命を知らないと書かれていたのは
なんというか…例え親が突き放したりサクラちゃんが旅に出ることを選んで居てもキノは連れて行くわけにも
いかなかっただろうし、とはいえ親のエゴであの優しい少女も巻き込んで良いのか、と言うのもあるし、
キノはキノで口ではああ言ったけど「エゴだよ」と言う言葉、本当は連れ出していれば、と言うのもあったろうし
後悔とか怒りに似たものとか悲しみとか色々渦巻いていただろうし、と思っていたらその後のサクラちゃんのあの手紙、
アレは絶対サクラちゃんも運命を知っていたのだと思うとそれを知った上で残り、国と運命を共にする決断をしたのは
自分にとっても、恐らくキノにとってもせめてもの救いだったのかも知れません。

それと、自分の中で悲しいけど後味が悪くないと思えるのはこういう、「旅先で素敵な時を過ごした人たちとは
もうどう足掻いても会うことが出来ない」という、ある意味では幸せな夢が覚めてしまった、あるいは
異世界や不思議の国からもうそっちには行けない形で戻ってきてしまった、そう言うのに近い感覚も
どこかに含んでいるのかな、なんて。これは自分のエゴかな。
そう言えばこういう感じの物語は自分も妄想したことがあったような気がしました。

ところで我々の現実世界だと火砕流ってあんなに前触れどころかあのタイプのだと発生前にそれなりの火山活動や
溶岩ドームみたいなのがあるはずだしその前後でも断続的な火砕流は起こっていてもおかしく無さそうですが
それが全く感じられなかったのは、あの世界ではそういうものだって事で良いんですよね。


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